新聞オーディエンス調査365

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 「新聞オーディエンス調査365」は、月1回以上新聞を読んでいる人を対象に、普段と比べてメディアによく接したかどうかを尋ねる調査です。2017年10月1日から19年9月までの2年間実施していったん終了し、20年6月から再開しました。
 新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月の回答平均と比較したデーリーの接触状況を把握します。事件や事故、政治・経済の状況に加え、大型イベントや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測していきます。18歳以上69歳以下の男女300人を対象に調査を行い、1か月ごとのトピックスを毎月下旬に発表します。
 これまでの調査結果は、こちらをご覧ください。


大谷選手の元通訳による違法賭博疑惑報道に関心
「新聞オーディエンス調査365」24年3月度調査結果を発表


 日本新聞協会広告委員会は4月26日、ウェブ調査「新聞オーディエンス調査365」の2024年3月度調査結果を発表しました。
 この調査は、新聞などメディアへの毎日の接触状況の変化と関心を集めたニュースについて分析しています。あわせて印象に残った新聞広告を毎日尋ね、上位に挙げられた広告を紙面ビジュアルとともに紹介しています。全国の18歳以上69歳以下の男女300人を対象に、新聞、テレビ、インターネットのメディア別に調べ、月ごとにデーリーの接触傾向を発表しています。
 この調査では、紙の新聞だけでなく、電子版、オンライン版、ニュースサイトなど新聞社が発信する情報を含めて「新聞」と集計しています。なお、テレビ、インターネットについても同様の集計です。

◇スポーツ賭博の詳細に関心集まる

 3月に新聞や新聞社が発信する情報への接触が最も高まったのは23日でした。米大リーグの大谷翔平選手の元通訳、水原一平氏の違法賭博疑惑に関する記事が注目されました。日本の国税庁に相当する内国歳入庁が水原氏を犯罪捜査の対象としていることや、大リーグ機構(MLB)が正式な調査を開始したことなどが伝えられました。同日は土曜日だったことから、普段よりじっくりと新聞に触れたとの声も寄せられました。
 2番目に接触が高まった11日は、発生から13年となった東日本大震災に関する特集が各紙に掲載されました。復興に向けた動きや被災地の現状に注目が集まったほか、防災関連記事への関心も高まりました。
 3番目に接触が高まったのは21日でした。水原氏が球団から解雇されたことを報じた新聞社のニュースサイトや夕刊記事に関心が寄せられました。また、ドジャースの大谷選手とパドレスの開幕投手、ダルビッシュ有選手の初対戦となった韓国開催のMLB公式戦やマイナス金利政策解除の関連記事にも注目が集まりました。

◇人々の生活を支える広告に注目

 この調査では、「印象に残った新聞広告」を尋ねています。3月は「このえび、とーまれ!」(カルビー株式会社/12日)、「なんて会社だ!」(同社/30日)、「フードロスラ」(味の素株式会社/14日)、「Think Sustainable Price」(全国農業協同組合連合会/25日)、などが上位に挙がりました。
 人々の生活を支える「食」に関連した広告や、企業の姿勢を伝える広告に注目が集まりました。





◇2024年3月のメディア別接触傾向

①3月23日(大谷選手の元通訳の違法賭博問題)
②3月11日(東日本大震災から13年)
③3月21日(大谷選手の通訳が解雇)



◆日本新聞協会について

新聞・通信・放送122社で構成する一般社団法人。会長は中村史郎(なかむら・しろう/朝日新聞社代表取締役社長)。

◆日本新聞協会広告委員会について

日本新聞協会会員新聞社の広告・営業局長63社63人で構成。委員長は渡部秀一(わたなべ・しゅういち/朝日新聞社メディア事業本部アカウントソリューション担当本部長)。

◆新聞オーディエンス調査365について

月1回以上新聞を読んでいる18歳以上69歳以下の男女300人を対象に、普段と比べてメディアによく接したかどうかを毎日尋ねるウェブ調査です。毎月のトピックスを翌月下旬に発表しています。2017年10月1日から19年9月30日まで実施し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うメディア接触状況の変化を調べるため、20年6月より調査を再開しました。新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月平均と比較したデーリーの接触状況を公表します。事件や事故、政治・経済の状況に加え、大きなイベントや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測します。

〈この件に関する問い合わせ先〉

日本新聞協会 広告部広告担当
メール:koukoku@pressnet.or.jp

以  上