〈広告出稿の意図・ねらい〉
写真家・篠山紀信氏は50年以上にわたって常に「時代の写し鏡」である写真を撮り続けてきました。その写真112点を北海道立帯広美術館で紹介する展覧会の広告です。時代を追った作品のスケール感と多様さを伝えるために、インパクトがあり訴求力の強い「1ページ(全15段)」「見開き(全30段)」という新聞ならではの広告スタイルを採用しました。
〈広告の内容・コンセプト〉
コンセプトは「写真力」です。全15段の広告は作品を年表形式で紹介して「時代の写し鏡」であることを強調し、新聞読者に作品と自身の過去を振り返る機会を提供しました。全30段の広告は、大相撲の力士と関係者あわせて1150人を撮影し、最新の技術を駆使して仕上げた、出品作の中でも圧巻の作品を使用しました。
〈広告掲載後の反響〉
大相撲の写真の広告へは、読者から直接、美術館と新聞社に感想を伝える電話がかかるなど反響があり、話題となりました。作品の年表形式の広告は、親子、知人同士の会話のきっかけになりました。
閉幕前の1週間は毎日、広告を載せ続けました。その効果は大きく、来場者数も急激に伸び続けました。総来場者数は2万5870人で、同館の展覧会としては1991年の開館記念展に次ぐ歴代2位の記録となりました。
広告主 |
篠山紀信展実行委員会 |
企画 |
十勝毎日新聞社 |
掲載紙 |
十勝毎日 |
制作 |
十勝毎日新聞社 |
掲載日 |
2016/4/12~27 |
扱い |
CMC |
スペース/回数/色 |
二連版全30段、全15段、小枠×4回/カラー |
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