〈広告出稿の意図・ねらい〉
2016年4月14日の熊本地震発生から一か月が経った頃、余震が長引く一方で義援金や物資支援活動が始まる中で、「多くの災害を経験した新潟の新聞社だからこそ、広告局だからこそできることは何か?」との思いから企画立案しました。
〈広告の内容・コンセプト〉
シンプルに今できることを考え、「新聞を通じて思いを伝える」をコンセプトに企画しました。「04年の中越大震災など多くの災害を経験し、そのたびに全国から励まされてきた新潟県民だからこそ、熊本県民に伝えたい言葉を新聞を通じて伝えよう――」と、新潟日報紙面を通じて新潟県民に呼びかけました。併せてこの趣旨に賛同してくれる企業・団体の協賛を募りました。県民への呼びかけで集まったメッセージのうち22通を、熊本日日新聞社の協力を得て、震災発生から二か月後の6月14日付熊本日日新聞朝刊に全ページ広告で掲載。さらに集まった協賛金の一部を「平成28年熊本地震救援金」に寄付しました。6月30日には新潟日報朝刊全5段広告にて、協力した新潟県民及び協賛した企業・団体への御礼と報告として事業報告を掲載しました。
〈広告掲載後の反響〉
新潟県民から募ったメッセージは、過去の自身の災害経験を重ねて、思いの込められた長文のものが多く寄せられました。掲載させていただいた方へは熊本日日新聞朝刊掲載紙を送りましたが、自分の声が熊本県民に届いた喜びや、「新聞だからできること」と好意的な意見が数多く寄せられました。協賛社へは、別途、集まった協賛金の用途を含めて報告し、新聞社広告企画ならではの熊本への復興支援を評価されました。
広告主 |
連合72社 |
企画 |
新潟日報社広告局広告部 |
掲載紙 |
新潟、熊本日日 |
制作 |
STRIKE |
掲載日 |
新潟:2016/5/14~7/2、熊本日日:6/14 |
扱い |
新潟日報事業社ほか |
スペース/回数/色 |
新潟:全5段×14回/モノクロ、熊本日日:全15段/単色 |
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