『BLUE GIANT』第10集、『BLUE GIANT SUPREME』第1集同時発売キャンペーン
小学館
〈広告出稿の意図・狙い〉
普段漫画を読まない20~40代のビジネスマンに向け、青年誌『ビッグコミック』に連載しているジャズ漫画『BLUE GIANT』シリーズの訴求を狙いました。『BLUE GIANT』の完結巻第10集と新章『BLUE GIANT SUPREME』第1集の同時発売を機に、新聞広告を大胆に活用したプロモーションで新規読者の獲得を目指しました。
新章の第1集は単巻で、完結した『BLUE GIANT』は全10巻セットで、それぞれアピール。10巻セットを購入する金銭的な余裕がある層をターゲットに定め、パノラマ全120段(8ページ)の別刷りエリア広告を出稿しました。
〈広告の内容・コンセプト〉
本作は、サックスで世界一のジャズプレーヤーを目指す青年の物語です。表面の全60段を横長に使い、演奏シーンを力強く表現しました。実際にジャズを体感してもらうため、裏面にはレコード盤のイラストとQRコードを配置。スマートフォンをその上に置くとジャズの名曲が流れ、レコードプレーヤーのように使える仕掛けを取り入れました。スマホに表示されたレコード針の位置を変えると演奏箇所が飛ぶといったアナログ感のあるギミックや、作中に登場する店舗のダミー広告を掲載するなど、この漫画を知っている人も知らない人も楽しめる内容にしました。
〈広告掲載後の反響〉
スマホがレコードプレーヤーになる仕掛けはSNSで話題となり、当該紙が手元にない人でも楽しめるよう、プリントアウトできる画像を公開しました(キャンペーンは既に終了)。また、同時期に新宿駅構内で駅貼り広告も展開しましたが、こちらはカセットテープを剥がして持ち帰れる仕掛けが話題となり、新聞広告にもふたたび注目が集まるという相乗効果がありました。
こうしたキャンペーンの結果、『BLUE GIANT』全巻の売り上げが伸び、緊急重版が実現しました。また、新章の『BLUE GIANT SUPREME』第1集の売り上げもそれを上回るほど好調に推移しています。
広告主 |
小学館 |
企画 |
博報堂 |
掲載紙 |
朝日 |
制作 |
博報堂 |
掲載日 |
2017/3/10 |
扱い |
博報堂 |
スペース/回数/色 |
パノラマ全120段/カラー |
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