上毛新聞創刊130周年記念 鶴舞う者たちプロジェクト
AOKI、王子製鉄、オープンハウス、カーリットホールディングスなど連合26社
〈広告出稿の意図・狙い〉
群馬県は109か国・約5万人の外国人が暮らし、外国人人口比率でも全国第3位と、全国でも有数の国際色豊かな地域です。そのような群馬だからこそ、外国人に対する偏見や無関心を捨て、言語、文化、宗教の壁を越え、一人一人が力を合わせて地域を元気にしたい、群馬の新たな魅力を発信していきたいとの思いで、上毛新聞の創刊130周年を機に企画しました。
〈広告の内容・コンセプト〉
群馬県民の日である10月28日、新聞を折ると翼を大きく広げた特別な折り鶴が完成するラッピング紙面と、24ページの別刷り特集を発行。群馬県の形は、「鶴舞う形の群馬県」と郷土かるたの「上毛かるた」で読まれるほど似ていることから、鶴は県民にとってなじみ深いシンボルです。ラッピングのデザインは県内に暮らす外国人と日本の国旗をモチーフに多文化共生を意識し、折り上がったときの鶴の姿にこだわりました。別刷りでは世界各地から群馬に移り住んでいる外国人と、主に海外で活躍する本県出身者から、群馬の魅力や住みやすさなどを語ってもらっています。さらに、上毛新聞社のクラウドファンディング「ハレブタイ」を活用し、県内で多文化共生に取り組むNPOの活動に賛同した人が支援できる仕組みを用意しました。
〈広告掲載後の反響〉
完成した折り鶴を上毛新聞に届けるかSNSに写真を投稿すると、1羽につき130円を日本ユニセフ協会に寄付しますと呼びかけたところ、14日間で506羽が寄せられ、上毛新聞はその倍に当たる1012羽分・13万1560円を寄付しました。「心の中にある差別意識、優越感から目を背けないでいきたい」「この1羽が何かの役に立てばうれしい」といったコメントも寄せられ、長方形の新聞で鶴を折ることができるというインパクトとともに、その意義が多くの読者の共感を得たと考えています。
また、11月11日の世界平和記念日には、各国の80人の子どもたちがダンスで国際交流を楽しむ「舞フレンドat太田」を開催。言語が違いながらも一生懸命に気持ちを伝えあおうとする姿を新聞紙面とプロジェクトムービー(ともに11月20日付など)で紹介しました。日本人と外国人が様々な壁を越えて共に力を合わせることが、群馬の未来にとって大切であると考えさせられました。
広告主 |
AOKI、王子製鉄、オープンハウス、カーリットホールディングスなど連合26社 |
企画 |
上毛新聞社東京支社 |
掲載紙 |
上毛 |
制作 |
上毛新聞社、電通 |
掲載日 |
2017/10/25、10/28、11/20 |
扱い |
電通 |
スペース/回数/色 |
全5段(10/25、ティザー)、ラッピング(10/28)、別刷り24ページ(10/28)、全15段採録(11/20)/カラー |
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