〈広告出稿の意図・狙い〉
2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、読者のスポーツへの関心を高めようと、夢を追い掛ける山梨県内アスリートを「オール山梨」で支援するプロジェクトを計画しました。
企画タイトルは「夢人」と書いて「むじん」と読みます。山梨特有の文化とされ、古くから県民に根付く「無尽」の趣旨にならったプロジェクトです。無尽とは、仲間同士が定期的に資金を拠出し積み立てる、保険制度によく似た「相互扶助」の仕組みです。
通常の広告企画と異なるのは、①無尽の趣旨にならって協賛金の一部を対象者・団体に支援金として寄付することで、スポンサーにとって社会貢献につながる企画にしている、②掲載後に紙面をポスター化して協賛社に配布、掲示してもらうなど、新聞以外の露出を可能にしている――点です。
〈広告の内容・コンセプト〉
企画は2017年10月にスタートし、これまでにバスケットボールWリーグの山梨クィーンビーズ(10/7付)、世界選手権金メダリストを輩出した山梨学院大・韮崎工高レスリング部(10/9付)、サッカーJリーグのヴァンフォーレ(VF)甲府一筋でプレーした石原克哉選手(12/2付)、郷土力士として30年ぶりに新入幕を果たした大相撲の竜電関(2018/1/13付)にスポットを当てました。
山梨クィーンビーズ企画は、仕事を続けながらも夢を持ち続けて現役にこだわる選手たちを取り上げました。山梨学院大・韮崎工高レスリング部企画は、地方から五輪の「金の卵」たちを次々と輩出して王国を築いた両レスリング部にスポットを当てました。VF甲府・石原選手企画は、生まれ育った古里でのプレーを貫いたことへの県民の感謝の気持ちをまとめました。竜電関企画は、大けがを克服して新入幕を果たして活躍する姿に県民が感動、期待を寄せてエールを送る内容に仕立てています。
いずれの紙面も、最終的にポスター化することから、写真を大きく使った大胆なレイアウトが特徴です。また、竜電関の企画では本人のメッセージ入りのAR動画を組み込み、動画を写真に切り取って、SNSで発信できる新たな機能も加えました。
〈広告掲載後の反響〉
複数社協賛広告にしたことで1社・団体当たりの協賛料金が低減され、「協賛しやすい企画」「スポーツは支援したくなる」など、企業・団体から好評を得ました。寄付を受けた団体は支援金で物資を購入し、「夢人やまなし」のロゴを入れていただいたケースもあります。今企画は今後もシリーズ化していく予定です。
広告主 |
協賛152社 |
企画 |
山梨日日新聞社、アドブレーン社 |
掲載紙 |
山梨日日 |
制作 |
アドブレーン社 |
掲載日 |
2017/10/7、10/9、12/2、2018/1/13 |
扱い |
アドブレーン社 |
スペース/回数/色 |
全15段/4回/カラー |
|
|