〈広告出稿の意図・狙い〉
小学館の「勉強マーク」は、『小学一年生』に代表される学習雑誌のものですが、加えて同社のアイコン的存在ともいえるものです。これを見ただけで子供時代を思い起こす大人たちが多く、「本好き」になった人達には特に思い入れの深いものとなっています。
「今の子供達にも同じように、『読書することのワクワク』を伝えたい」。これが、この広告のきっかけとなりました。世代や時代を飛び越えて、この小さなマークが「心の中の無限大」と「自由な想像(=創造)の宇宙」を見る人に喚起できるのなら、こんなに幸せなことはありません。
〈広告の内容・コンセプト〉
本に夢中になる楽しみを、小学館のトレードマークである「勉強マーク」を飛びだして本の世界に入りこんだ子供達で表現。イラストは山根Yuriko茂樹さんにお願いし、細かいところまで見て楽しめるシルエットを描いていただきました。コピーも大人の言葉を用いず、子供の視点で構成。また、同じ世界観でアニメーションをつくり、QRコードから飛んで見られるようにすることで、紙面以外でも楽しめる仕掛けにしました。
〈広告掲載後の反響〉
「紙面のQRコードを開く時、洞穴に埋まった宝箱を開くような気持ちになって、ワクワクしました」……こういった声が多数届きました。影絵のようなアニメーションを見て、シニア世代には影絵作家・藤城清治先生のことを思い出された方も多くいらっしゃったようです。「勉強マーク」との相乗効果も手伝い、自分が勉強した時代を思い出したとのリアクションもたくさんいただきました。反響の多さと人気の高さに、新聞以外でも交通ビジョン広告など多方面でこの動画をお披露目する結果となりました。一つの新聞広告が、いろいろなメディアへと広がっていったのです。
広告主 |
小学館 |
企画 |
電通 |
掲載紙 |
読売 |
制作 |
たき工房
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掲載日 |
2018/1/1 |
扱い |
電通 |
スペース/回数/色 |
全15段/モノクロ |
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