福島民報
福島民友
<広告の狙い・内容>
東日本大震災の発災から7年。福島県・飯館村は、3月11日を「あたりまえをありがとうと思う日」に制定したことを伝えるとともに、復興に向かう現在を発信しました。
村はおよそ6年間の全村避難を経験し、今も復興の途上にありますが、「私たちの状況を忘れないでください」とは言わないことにしています。震災以来続く支援への感謝を忘れず、一歩一歩ふるさとの再生に取り組みながら、前向きに進んでいる現状や、被災したからこその“学び”を発信していくことにしました。
「あたりまえ(当たり前)」と「ありがたい(有り難い)」は、反対の意味を持っています。しかし、失くした日常を見つめ直した時、「あたりまえ」と思っていたことこそが、実は奇跡とも呼べる「ありがたい」ことだったのだと、村民は一様に実感しました。
飯舘村はこうした発信を、さまざまな形で継続していこうと考えています。
<反響・効果>
広告掲載当日の朝から、ツイッターなどのSNSには好意的なコメントが書きこまれるとともに、紙面の画像も拡散されました。SNSでの広がりは数日間にわたって続き、福島県内限定の広告であったにも関わらず、県外の人がブログ等で取り上げてくださり、共感や励ましの言葉が添えられていました。
また、村役場で開いた制定セレモニーでは、「あたりまえをありがたいと思う」宣言として3人の村民が広告に掲載された文章を披露。テレビ・新聞各社の取材を受け、広く発信されました。
広告主 |
飯舘村 |
企画 |
飯舘村 |
掲載紙 |
福島民報、福島民友 |
制作 |
飯舘村 |
掲載日 |
2018/3/11 |
扱い |
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スペース/回数/色 |
全15段/モノクロ |
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