Pressnet News 2002年4月
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2002年4月24日

「個人情報保護法案」と「人権擁護法案」で
新聞協会が緊急声明

 日本新聞協会理事会は4月24日、個人情報保護法案および人権擁護法案が近く国会で本格審議に入ることから、「個人情報保護法案と人権擁護法案に対する緊急声明」をまとめ公表した。

 理事会で渡辺会長(読売)からは、「加盟各社はこれまでも紙面で法案の問題点を指摘しているだろうが、声明を全文掲載するなど、今後も紙面で言論・報道の自由を訴えていただきたい」との要請があった。

 日本新聞協会編集委員会では、これまでも両法案制定の動きに対して繰り返し、「報道の自由」に十分に配慮するよう求める声明や意見書を発表してきた。同声明は、政府が国会に提出した法案が、我々の主張をほとんど無視し、憲法で保障された「表現の自由」に政府が介入する道を開くものであり断じて認められないとした。

 日本新聞協会理事会が決定した声明は、1987(昭和62)年5月の朝日新聞阪神支局で起きた同社記者殺傷事件以来15年ぶり。

                2002年4月24日

 個人情報保護法案と人権擁護法案に対する緊急声明

日本新聞協会

 個人情報保護法案と人権擁護法案について、日本新聞協会は繰り返し「報道の自由」に十分配慮するよう求めてきた。それにもかかわらず、政府提出の両法案は、われわれの主張をほとんど無視し、憲法で保障された「表現の自由」に政府が介入する道を開くものとなっている。

 個人情報保護や人権擁護を名目にして、報道の自由を不当に制約したり、報道機関を監督する主務大臣を置いたり、取材・報道活動を独立行政委員会の裁量にゆだねるなど、報道機関の死活にかかわり、断固反対する。

 報道による人権やプライバシー侵害の問題は、報道機関の自主的な対応で解決を図るべきである。民主主義の根幹をなす国民の「知る権利」はあらゆる機関から独立したメディアが存在してはじめて保障されるとわれわれは固く信じる。

                      以 上


報道規制につながる「個人情報保護法案」「人権擁護法案」について新聞協会は以下のような意見表明を行っています。
2002.3.7

人権擁護法案に対する共同声明

2001.6.6 人権救済制度の答申に対する意見書
2001.3.6 個人情報保護立法化にあたっての意見書
2001.1.11 人権擁護推進審議会「人権救済制度の在り方に関する中間取りまとめ」に対する意見書
2000.1.13 個人情報保護検討部会の「中間報告」に対する意見
2000.10.16 「個人情報保護基本法制に関する大綱」に対する意見書
2000.9.26 「個人情報保護基本法制に関する大綱案(素案)」に対する緊急声明
2000.8.4 「個人情報保護基本法制に関する大綱案」に対する共同声明
2000.7.14 個人情報保護基本法制に関する大綱案(中間整理)に対する意見書
2000.3.9 個人情報保護法制化専門委員会ヒアリング 意見
1999.12.14 法務省人権擁護推進審議会ヒアリングに対する意見
1999.10.6 個人情報保護検討部会ヒアリング意見
また、大事件,大事故の当事者や関係者などへの過剰取材について、新聞協会は次の見解を明らかにしています。
2001.12.6

集団的過熱取材に関する日本新聞協会編集委員会の見解
「集団的過熱取材対策小委員会」の設置要領(2002年4月18日)


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2002年4月18日

「集団的過熱取材」で対策小委員会
新聞協会編集委員会が設置を決める

 日本新聞協会編集委員会は4月18日、集団的過熱取材問題が発生し、現場で調整・解決できない場合に備え、編集委員会の下部機関として「集団的過熱取材対策小委員会」を設置することとし、設置要領を決めた。

 同編集委員会は、昨年12月6日の編集委員会で、事件や事故の際に見られる集中豪雨型の集団的過熱取材(メディア・スクラム)に、昨今、批判が高まっていることから、この問題にメディアが自ら取り組み自主的に解決していくことが、報道の自由を守り、国民の「知る権利」に応えることにつながるとの考えのもと、集団的過熱取材にどう対処すべきかの見解をまとめ公表した。

 編集委員会では、昨年5月に公表された人権擁護推進審議会の答申が、メディアによるプライバシー侵害や過剰な取材を積極的な救済の対象の一つとしていたことから、継続的に議論を重ね、不幸にも集団的過熱取材の状態が発生した場合の解決のための道筋として、まず記者クラブや支局長会など現場レベルで解決策を協議し、解決できなかった場合に備え、調整機能や一定の裁定権限を持った各社の横断的組織を、新聞協会編集委員会の下部機関として設けるという二段階の調整手順を定めた。

2002年4月9日

「報道の自由の制約につながる」と批判
個人情報保護法案でシンポジウム開く

 
新聞協会、民放連、NHK共催のシンポジウム「個人情報保護と表現の自由」が五日、東京・永田町の星陵会館で開かれ、新聞・放送関係者、一般市民ら計三百五十人が参加した。熊代昭彦・自民党衆院議員は「経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち二十四か国で個人情報保護法が制定されている。表現の自由にも十分配慮している」と述べた上で、今国会での成立を目指すと発言。これに対し、メディア関係者が法案の問題点を指摘、「報道の自由の制約につながる」などと批判した。

 田島泰彦・上智大教授をコーディネーターに、熊代氏のほか、関根啓子(全国消費者団体連絡会消費者関連法担当)、吉岡忍(作家)、原寿雄(元共同通信社編集主幹)、今村千秋(テレビ朝日コメンテーター室長)、朝比奈豊(毎日新聞東京本社編集局次長)の各氏が出席した。

 今村氏は、「民放連は個人情報を保護する法律を作るべきだと主張しているが、今回の法案では、何が報道かを主務大臣が決めることになり、重大な報道の自由の制約につながる」と指摘した。

 他氏からも、法案への批判が相次いだ。「個人情報の保護は、業界ごとの個別法で対応すべきだ。個人一人ひとりが、表現に携わるようになろうとしている時代に、一定の個人情報を蓄積した個人を『個人情報取扱事業者』として、法規制の対象とすることは、社会の在り方をゆがめる」(吉岡氏)、「本来ジャーナリズムの監視対象である権力が、ジャーナリズムを監視する仕組みになっている。憲法二一条の解釈改憲の時代が始まろうとしている。また、官に甘く民に厳しいという露骨な官尊民卑の法案だ」(原氏)、「内部告発者が処罰の対象となり、記者への情報提供ができなくなる。また、基本原則だけでも、民事訴訟の際の武器になるなど、報道への影響は深刻だ」(朝比奈氏)。

 これに対して熊代氏は「基本原則は常識的なことを列挙したまでだ。マスコミは政府のやることを何でも批判する」と応酬した。

 関根氏は、「法律の目的にプライバシー保護や自己情報のコントロール権の尊重といった観点が入っていない」と法案を批判する一方、「個人情報の流出による被害も出ている。生活の安全と報道の自由といった問題にメディアはどう答えるのか」と述べた。

 吉岡氏は「法案では一定の保有件数を超えた事業者だけが規制対象になる。この点でも、法案に説得性がなく、廃案しか選択の余地はない」と強調した。朝比奈氏は「国民のメディアへの批判が高まっているが、新聞各社は第三者機関を発足させるなど、努力している。今回の法案は、そうしたメディアの自助努力を無視するものだ」と重ねて法案を批判した。

 田島氏が「個人情報保護法をどう制定するかは市民社会の在り方を問う問題だ。政府は拙速を避けてほしい」と締めくくった。

「新聞協会報」3515号4月9日付)



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「新聞週間標語」「新聞配達に関する標語」を募集

2002年4月1日

 日本新聞協会では、きたる10月15日(火)からの第55回新聞週間にあたり、次の懸賞募集を行います。

◇「新聞週間標語」
   主 題=新聞のあり方を示すもの

◇「新聞配達に関する標語」
   主 題=新聞の戸別配達制度の社会的意義を表すもの

応募要領 はがき1枚に1編。どちらの標語か、また住所(難読のものにはふりがな)、電話番号、氏名(ふりがな)、年齢、職業、性別を明記してください。応募はがきは返却いたしません。
賞金

代表標語(各1編)  10万円
佳  作(各10編) いずれも2万円

締め切り 2002年5月17日(金)(同日付消印まで有効)
送り先
〒100-8543
(社)日本新聞協会        ※所番地の表記は不要です
発表 9月上旬。当協会機関紙、ホームページ等で発表します。
入選作品の使用 新聞の意義を広く知っていただくことを目的に、当協会の出版物、ホームページやポスター、加盟各社の紙面等で独占的に使用させていただきます。

これまでの入選作は こちら をご覧ください

第9回新聞配達に関するはがきエッセーコンテストを実施

2002年4月1日

 日本新聞協会販売委員会は、「新聞配達の日」(平成14年度は10月20日)に向け、「第9回新聞配達に関するはがきエッセーコンテスト」を実施します。

 新聞配達に関するちょっといい話、日ごろ感じていること、心あたたまるエピソード、「こうしたらいい」と思っていること、新聞配達での経験などを、はがきで400字程度にまとめてお送りください。ファクス、Eメールでも受け付けます。

こちらもご覧ください。
(第8回コンテストの結果を発表しています)

応募要領 (1)住所(都道府県名を入れる。難読のものにはふりがな)(2)氏名(ふりがな)(3)年齢(4)性別(5)職業(6)電話番号(7)新聞配達経験の有無を明記してください。
賞金

最優秀(1編)  20万円
優 秀(2編) 各10万円
入 選(30編) 各1万円

締め切り 2002年7月10日(水)(当日消印有効)
審査 日本新聞協会販売委員会、アグネス・チャン氏(特別審査員)
送り先
〒100-8543(所番地不要)
日本新聞協会「はがきエッセーコンテスト」係
ファクスの場合は03-3591-6149。Eメールは添付形式にせず、hagaki@pressnet.or.jpへ。
発表 10月。入選者には直接ご連絡します。
その他 入選作品は、本コンテストの趣旨に沿って、日本新聞協会ならびに新聞協会加盟各社、新聞販売所のPR活動などに独占的に使用させていただきます。また、応募作品は返却いたしません。
問い合わせ 電話:03-3591-4405


第6回「新聞のある風景」写真コンテストを実施

2002年4月1日

 日本新聞協会は、第6回「新聞のある風景」写真コンテストを実施します。

 新聞を読む、新聞を配達する、家庭で新聞を作る、新聞の再利用など、日常生活に溶け込んでいる新聞の姿を、さまざまな視点でとらえた作品を求めます。

こちらもご覧ください。
(第5回コンテストの結果を発表しています)

応募作品規定 カラーまたは白黒のプリント。デジタル写真はプリント出力したものを送付。サービス判以上2L判以下。パノラマサイズも可。複数応募可。組写真、合成写真は不可。
応募方法 作品ごとに所定の事項(作品のタイトル、撮影年月、住所、郵便番号、氏名、電話、年齢、職業または学校名、デジタル処理の有無)を書いた応募票(自作可)を作品の裏面に張り付け、郵送してください。
締め切り 2002年7月10日(水)(当日消印有効)
発表 10月。入選者には直接通知するとともに、全国の新聞各紙、当協会ホームページで発表するほか、日本プレスセンタービル(東京・内幸町)で入選作品を展示します。
審査員 熊切圭介氏(写真家)、天野祐吉氏(コラムニスト)、清水市代氏(将棋女流棋士)
賞金等

グランプリ (1作) 20万円
準グランプリ(2作) 10万円
最優秀賞 3万円
 (都道府県別に1作、ただし準グランプリ受賞者の居住県を除く)
学生賞
 (最優秀1作) 図書券3万円相当分
 (優 秀2作) 図書券1万円相当分

応募上の注意 (1)2001〜2002年に撮影したもので、自作の未発表作品に限ります。(2)入選者には、原板(ネガ、ポジ、データ等)の提出を求めます(返却はいたしません)。(3)応募作品の返却はいたしません。(4)入選作品は、本コンテストの趣旨に沿って、日本新聞協会ならびに新聞協会加盟各社、新聞販売所のPR活動などに独占的に使用させて頂きます。(5)写真の撮影、公表などに伴い、肖像権など第三者の権利を侵害することのないよう、十分に配慮してください。第三者から権利を侵害するものとして請求があるなど、トラブルが発生した場合は、応募者自身の費用と責任において解決していただきます。
送り先 〒100-8543(所番地不要)
日本新聞協会「新聞のある風景」写真コンテスト係
問い合わせ 電  話:03-3591-4407
ファクス:03-3591-6149
ホームページ:http://www.readme-press.com