Pressnet News 2006年3月
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2006年3月20日

「活字文化があぶない!−メディアの役割と責任」をテーマに公開シンポジウムを開催

 新聞協会は、4月6日(木)の「新聞をヨム日」に、公開シンポジウム「活字文化があぶない!−メディアの役割と責任」を東京・内幸町のプレスセンターホールで午後2時から5時30分まで開催します。

 作家・柳田邦男氏による基調講演「危機の活字文化とメディア」に続き、パネルディスカッション「活字文化があぶない!メディアに問われるもの」が行われます。司会は藤田博司氏(早稲田大学客員教授)。パネリストは鹿島茂氏(共立女子大学文芸学部教授)、鈴木秀美氏(大阪大学法科大学院教授)、山川洋一郎氏(弁護士)、山本哲朗氏(山口大学工学部教授)の4氏です。

 文字離れ、活字離れが進み、読み書き能力の低下が社会問題となっている中で、文字・活字文化の重要性、表現の自由の現状に焦点をあてるとともに、新聞をはじめとするメディアの役割、課題を語り合います。

 後援は文化庁、日本書籍出版協会、日本雑誌協会、日本ペンクラブ、日本新聞販売協会。 

 参加希望者は、住所、氏名、年齢を書いて、往復はがき、ファクス(03―3591―6149)、Eメール(np46day@pressnet.or.jp)で日本新聞協会「公開シンポジウム」係まで。抽選で400人を招待。当選者にははがきで通知。

 〒100―8543 千代田区内幸町2-2-1日本プレスセンタービル。3月31日必着。

2006年3月17日

「記者の取材源秘匿認めず」の東京地裁決定を批判
――新聞協会と民放連が緊急共同声明

 日本新聞協会と日本民間放送連盟は3月17日、取材源の証言拒絶をめぐる東京地裁の決定は国民の知る権利に重大な影響を及ぼす不当なものであり、容認できないとする緊急声明を発表しました。

 東京地裁は14日、米国の健康食品会社の日本法人が所得隠しをしたとする記事をめぐり、記者が取材源に関する証言を拒絶したことについて、拒絶には理由がないとする決定を下しました。同食品会社は、米政府が税務情報を日本の国税庁に提供したことから、日本の報道機関に情報が流れ、信用が失墜したとして米政府に損害賠償を求め提訴、この訴訟の嘱託証人尋問で、記者が取材源についての証言を拒否しました。

 新聞協会と民放連は、今回の東京地裁決定は、取材源秘匿という報道倫理を否定しているだけでなく、国民の知る権利を揺るがしかねない重大な問題であるとの認識で一致し、緊急に共同声明を発表しました。

 取材源秘匿は、日本のみならず各国のジャーナリストが堅持すべき報道倫理として確立しています。昨年10月に新潟地裁が、記者にとっての取材源を民事訴訟法上、証言拒絶が認められる「職業の秘密」にあたると認定し、証言拒絶を認めました。東京高裁も3月17日、この決定を支持し、取材源が公務員であっても、取材源を秘匿する必要が相応に認められるとの判断を示しています。


緊急声明全文は こちら

2006年3月16日

「新聞特殊指定」の堅持を求める特別決議を採択=新聞協会

 新聞協会は3月15日に開いた会員総会で、「新聞特殊指定」の堅持を求める特別決議を採択しました。
 決議では、新聞販売店による定価割引の禁止を定めた特殊指定は再販制度と一体であり、その見直しは再販制度を骨抜きにし、戸別配達網を崩壊に向かわせると指摘。その結果、「多様な新聞を選択できるという読者・国民の機会均等を失わせることにつながる」と表明しました。



新聞の「特殊指定」見直しに反対する特別決議について記者会見する北村正任新聞協会会長(右)と、秋山耿太郎・新聞協会再販特別委員会委員長=3月15日午後



新聞特殊指定の堅持を求める特別決議

                      平成18年3月15日

         日本新聞協会第83回会員総会

 日本新聞協会は第83回会員総会にあたり、公正取引委員会に対し、新聞特殊指定の堅持を強く求める。

 新聞は、憲法21条によって保障された報道の自由を担い、国民の「知る権利」に寄与するものである。こうした使命は、自由で多様な新聞がつくられるだけでなく、公正な競争を通じ、住む場所を問わず、また災害など困難な状況下でも、同一紙同一価格で戸別配達により提供されることによって実現される。

 新聞販売店による定価割引の禁止を定めた特殊指定は再販制度と一体であり、その見直しは再販制度を骨抜きにする。販売店の価格競争は配達区域を混乱させ、戸別配達網を崩壊に向かわせる。その結果、多様な新聞を選択できるという読者・国民の機会均等を失わせることにつながる。

 昨年7月施行の文字・活字文化振興法は、すべての国民が等しく文字・活字文化の恵沢を享受できる環境の整備を国に義務付けている。公正取引委員会による特殊指定の見直しは、こうした時代の要請にも逆行している。

 われわれ新聞人は、公正な競争に一層力を入れ、特殊指定の維持に向け活動を強化していく。


                            以  上

2006年3月16日

記者クラブに関する日本新聞協会編集委員会の見解を発表

新聞協会は3月15日、「記者クラブに関する見解」一部改定を発表しました。

 記者クラブに関する2002年見解の一部改定で、昨今のインターネットの普及や多メディア状況を踏まえ、「見解」と「解説」に、報道倫理に基づく取材に裏付けられた確かな情報こそがますます求められることを強調するなどの若干の補足を加えました。その上で、02年見解の趣旨をあらためて確認し、記者クラブは公権力の監視、情報を公開させていくという社会的責務を負うことなどを確認しています。今後、会員各社、官公庁など主要クラブに送付、周知徹底します。

見解の改定版は こちら