誤配信の記者ら8人を懲戒処分 時事

 時事通信社は6月29日、自社の記事に「ワシントン共同」とのクレジットを付けて誤配信したワシントン特派員(48)を休職1か月とするなど8人の懲戒処分を決めた。記事のチェックに当たった外経部次長(52)、整理部次長(53)を社員に降格した。ワシントン特派員は総務局員、外経部次長は編集局員、整理部次長は編集局外の職場に変更した。

 また、安達功編集局長を減俸1か月、軽部謙介編集局次長、鈴木豊編集局総務兼整理部長、梅本逸郎外経部長、岸田芳樹ワシントン支局長をけん責とした。

 処分に併せ、谷定文取締役編集担当は報酬の一部を返上(2か月)する。中田正博代表取締役社長は責任をとって同30日に退任している。

 時事は今回の問題について調査。懲戒処分となった特派員が過去1年に出稿した記事を共同の配信と照合した上で本人にも確認、表現や言い回しが酷似している記事はなかったという。再発防止に向け、①「記者倫理向上委員会(仮称)」を編集局に設置し、記者への指導・教育を一段と強化する②記者行動規範を改定し、コピー・アンド・ペースト行為を明確に禁止する③整理部を「整理センター(仮称)」に格上げするなど、整理・校閲機能を強化する―としている。

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