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独占取材の成果を紹介 共同がニュースパークで写真展 高句麗壁画古墳展スタート

 新聞博物館(横浜市、ニュースパーク)で10月6日、共同通信社と共催の企画展「高句麗壁画古墳報道写真展」が始まった。2010年から翌年にかけ、北朝鮮の平壌とその周辺の古墳5基を外国メディアとして初めて独占取材した共同が、その成果を写真61点を通して紹介する。高山洞1号墳と日本の高松塚古墳の実物大模型を展示。共同配信の写真を掲載した地方紙も展示している。会期は12月16日まで。

 5日のオープニングセレモニーには、共同の石川聡社長、総監修を務めた早乙女雅博東大大学院教授らが出席。石川社長は「共同はアジアを注視する国際通信社だ。本展が東アジアの相互理解と文化交流の一助となるよう期待している」とあいさつした。早乙女教授は、「壁画は密閉保存しないと劣化してしまう。共同が撮影したこれらの写真は、古墳内部の様子を伝える資料として非常に価値がある」と述べた。

 来賓代表としてあいさつした文化財保護・芸術研究助成財団の小宮浩専務理事は「展示を通し、東アジアに連綿とつながる文化を理解してほしい」と期待を寄せた。

 続く内覧会では、早乙女教授が展示を解説。参加者はパネルを見ながら、解説に熱心に聞き入った。

 展示は3部構成。第1部「高句麗壁画古墳/最新の調査」は、共同が北朝鮮の社会科学院考古学研究所と合同で調査・取材した高山洞1号墳、玉桃里古墳、東山洞古墳、台城里3号墳、高山洞無号墳の写真を展示。高山洞1号墳の奥室北壁に描かれた玄武(中国の四神〈天の四方を守る神〉のうち北方を守護する神)の大パネルが目を引く。

 第2部「変化する高句麗壁画古墳 風俗図から四神図へ」は、高句麗壁画古墳が作られた4~7世紀の壁画について、内容の変化を追う。当初は中国の影響を受け、古墳に葬られた人物が描かれている。その後、四神が加わり、大きく描かれるようになった。

 第3部「高松塚古墳とキトラ古墳」では、高句麗壁画を日本の古墳の壁画と比較する。「飛鳥美人」と呼ばれる高松塚から発見された女子群像は高句麗古墳の壁画に描かれる女性像と非常に似ているという。 

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