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NIE月間 多彩な催し、全国各地で 新聞各社・推進協がセミナーや公開授業

 NIE月間を迎え、各新聞社やNIE推進協議会は、セミナーや公開授業など多彩な催しを開く。紙とデジタルの比較、全校で取り組む朝の新聞活用、地域NIEの推進など、全国各地で行われる取り組みの一部を紹介する。

 神奈川県NIE推進協は11月10日、神奈川新聞社などが入居する横浜メディア・ビジネスセンターで、NIE公開セミナーを開く。第1部は「新聞(活字)とデジタル新聞(デジタル情報)の差異と使い分け」をテーマに、朝日、読売、日経、神奈川のデジタル担当者がパネル討議する。第2部は、横浜国大付属横浜中学校の林達郎教諭が、「朝日新聞デジタルを活用した授業」をテーマに実践報告し、同校の3年生が「電子媒体と紙媒体はどのように使っていけばよいか? メディアの視点から」と題し研究発表する。同協議会の高木まさき会長(横浜国大教育人間科学部教授)は、「今までは大人が意見交換しているばかりだったが、実際に電子媒体で授業を受けている子供の生の声を聞くことも大切だ」と考え、企画したという。

 埼玉県NIE推進協は22日、東京、神奈川の推進協と連携し、鴻巣市立赤見台第一小学校で「新聞を活用して子どもたちの世界を広げよう」をテーマに、3都県の教師らによるパネル討議を行う。また、同校が学校をあげて取り組む"朝新聞"の公開授業を実施する。朝新聞とは、毎朝20分程度行われる新聞を使った学習のことだ。記事をスクラップして発表したり、熟語を探したりするなど、学年によって内容は異なる。

 今回の催しを中心となって企画した越谷市立東越谷小学校の中山正則教諭は、「学校全体で新聞を読む時間を設けることでNIEの定着率が上がるほか、学校として保護者への説明もしやすくなる」と説明する。「全学年で取り組むことで、それぞれの学習段階が明確になる。各学年ごとの活動目安が分かれば、NIEを広めることに役立つ」と期待を寄せる。

 セミナーと紙面を連動させるのは徳島新聞社だ。10日に第1回教師向けNIEセミナーを開催する。紙面でも11月中に3回、NIEの指導方法を特集する。三谷徹読者室NIE推進担当部長は、「紙面でNIEのノウハウや実践事例を紹介し、セミナーで体感して自分のものにしてもらいたい」と狙いを話す。

 長崎県NIE推進協は2日、昨年に続き、教師や保護者だけでなく一般の人も参加できる長崎県NIEフェアを開催した。「『考える人』になる」をスローガンに、長崎県立佐世保北中学校・高校で公開授業を行うほか、NIE座談会を開く。長崎新聞社の蓑田剛治販売局NIE・読者ふれあい室長は、「教師と記者が意見を直接交換する方が有意義だと考えた」と話す。座談会は公開授業を担当した教師やその指導役の教師に加え記者が登壇する。推進協は11月中、出前授業のキャンペーンも実施。より多くの地域、学校への記者派遣をアピールする。

 新潟県のNIE推進協は18日、小学生の子供がいる父親向けのNIE講座を新潟市中央公民館で開く。同市が開く市民向け教養講座の父親学級にNIEを組み込むという初めての試みだ。「学校もNIEに熱心に取り組んでいるが、より発展させるためには家庭のサポートが欠かせない」(推進協事務局)としており、母親向けにも新聞理解・活用講座中級編と題し、20日から12月19日までに5回の連続講座を開く。

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 主なイベントの予定は、新聞協会のNIEページ(http://nie.jp/)で見ることができる。 

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