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報道写真展始まる 2012年象徴する300点展示 ニュースパーク、東京写協と共催

 「2012年報道写真展」が1月11日、新聞博物館(横浜市、ニュースパーク)で始まった。東京写真記者協会と共催。日本政府の尖閣諸島国有化に端を発した中国の反日デモ(9月)を捉え写真記者協会賞を受賞した作品をはじめ、東京スカイツリー開業(5月)やロンドン五輪(7、8月)といった12年を象徴する出来事を写した約300点を展示している。東日本大震災からの復興をテーマにしたコーナーも設けた。北海道、東北、中部、関西、九州の各写真記者協会と関西スポーツ紙写真部長会が選定した優秀作も見ることができる。

 金環日食(5月)や大飯原発再稼働反対デモ(6月)、米大統領選(11月)、衆院選(12月)など、国内外のさまざまなジャンルの報道写真を月ごとに紹介している。震災復興のコーナーでは、被災した人々の震災直後と1年後の様子を、組写真で比較して紹介している。宮城県名取市でがれきの中に座り込んで泣いていた女性が犬の美容師を目指す姿や、がれきを縫って水を運ぶ少年が空手で活躍する姿などを写した作品に、多くの人が足を止めていた。

 横浜市の塩谷良博さん(55)は印象に残った写真として、津波で流され行方不明になった夫の帰りを、雪の中で祈る女性を写した河北の「夫の帰りを祈る」を挙げ、「記事で読んでも込み上げてくるものがあるが、写真で見るとより一層胸が詰まる」と話した。

 恒例の「痛いシリーズ」は人気コーナーだ。野球場のベンチで落ちてきた扇風機カバーを顔面で受け止めた選手を捉えた写真の前には多くの子供たちが集まり、「この瞬間をどうやって捉えたのか」と首をかしげた。「皇室コーナー」にも根強い人気がある。

 企画展は3月3日まで。

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