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河北が「訓練号外」を配布 町と連携、避難者名簿載せる

 河北新報社は6月7日、宮城県丸森町と連携し、町総合防災訓練の避難者名簿を載せた「訓練号外」を作成、配布した。東日本大震災で多くの人が家族や友人の安否を確認できなかったことから、被災者が速やかに家族らの消息を確かめられるようにすることが狙いだ。

 訓練は宮城県沖を震源とする震度6弱以上の地震が起きたとの想定で実施された。避難開始の合図で丸森中学校の校庭に集まった周辺住民が、避難者名簿に氏名を記入した。掲載を望まない住民が印を付ける欄も設けた。

 避難する人が途絶えると、記者が名簿を写真撮影し、本社に向かった。報道部で入力し、読み合わせをした上で送稿、整理部データを組み、簡易号外を作る印刷機で500部を刷った。100部を丸森中周辺の住民らに配布し、残りは丸森町役場に届けた。

 名簿に記入した88人のうち氏名掲載を断った住民は3人だった。今後も自治体などの避難訓練に合わせ、協力を呼び掛ける考えだ。

 須藤宣毅報道部震災取材班キャップは「被災者が速やかに家族の消息を確かめられれば、他の被災者へのサポートや職場復帰、生活再建に踏み出せるようになる」と話している。

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