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「やさしいNIE」を提言 発祥の地、静岡で全国大会

 第18回NIE全国大会は7月25、26の両日、「『学び』発見―ふじのくにから『やさしいNIE』」をテーマに静岡市のコンベンションアーツセンター「グランシップ」で開かれ、NIE実践教師や新聞社の担当者ら1321人が参加した。初日は開会式、記念講演に続き、教師らが保護者や児童・生徒を交えてパネル討議を行った。2日目の閉会式では①自信を持ってNIEは魅力的でやさしい(優しい、易しい)と伝えよう②やさしいNIEを意識した新聞作り、環境作りを進めよう③新聞とデジタルとの連携・共存を図ろう―との提言を採択した。

 大会は新聞協会主催、静岡県、静岡市、浜松市の各教育委員会共催で開かれた。静岡県NIE推進協議会と静岡新聞社が主管した。

 開会式では新聞協会の白石興二郎会長(読売)らがあいさつ。白石氏は「1985年に静岡で開かれた新聞大会で初めてNIEが提唱された。新聞は言語活動の充実のために欠かせない。初心に帰り、発祥の地でさまざまな取り組みやノウハウを共有したい」と述べた。県教委の高橋尚子教育委員長は「子供に新聞を使って言葉を探させると、文字を追う中で新しい発見がある。新聞は大人のもの、難しいものというイメージがあるが、遊びの中で子供たちが親しみ、世界を広げていけたらよい」と期待を寄せた。静岡新聞社の大石剛代表取締役社長は「今大会を機にNIEへの関心が高まり、新聞に親しむ子供が増えることを期待している」と述べた。

 続いて県立静岡がんセンターの山口建総長が、「子どもたちへのおくりもの―豊かな心を育むために」と題して記念講演した。NIEについて医療との共通点を挙げながら、情報を選別する能力を身に着けるといったNIEの意義を指摘した。

 「NIEのすそ野を広げるために」というテーマで行われたパネル討議では、誰でもどこでも無理なく楽しくNIEに取り組むための方策を、NIEを学ぶ児童・生徒3人と小中学校の教師2人、保護者を代表して静岡市PTA連絡協議会の元会長の計6人で話し合った。NIEを広めるためには、簡単な実践方法だけでなく、子供が成長した姿を伝えることが大切だという意見が出された。

 2日目の分科会でも研究者、教師らが同じテーマを議論し、これらを踏まえた提言が閉会式で採択された。

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