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協会賞授賞候補作を了承 秘密保全法案、小委で対応【編集委員会】

 第738回編集委員会は8月29日、事務局会議室で開かれ、平成25年度新聞協会賞編集部門の選考に関する報告を了承した。3部門計5件を授賞候補作とする。「匿名発表に関する実態調査」結果、秋の叙勲、褒章などの報道協定、第55次南極地域観測の取材・報道に関する申し合わせを了承した。政府が秋の臨時国会での成立を目指す秘密保全法案について、編集小委員会で対応を検討することを決めた。

 新聞協会賞編集部門の授賞候補作は「ニュース」部門2件、「写真・映像」部門1件、「企画」部門2件。4日の選考委員会で決定し、10月16日に鹿児島市で開催する第66回新聞大会式典で授賞する。

 「匿名発表に関する実態調査」は、公的機関の個人情報の開示状況を把握するために毎年実施している。今回は調査項目を見直し、①取材・報道に支障が出るなど発表に著しく問題があった事例②匿名発表・非公表の常態化が進んだ機関③折衝により対応が改善した事例―に絞って尋ねた。また、各公的機関の近年の顕著な傾向についても聞いた。警察の被害者保護の傾向が強まっており、事件・事故の被害者の氏名について、家族や当事者の希望を理由に匿名発表とするケース、家族が匿名を強く希望しているなどと注記を付けて実名発表するケースが増えている。

 秘密保全法案に関しては、編集小委で対応する。法案をめぐり日弁連からあった懇談要請については、あらためて趣旨を明確に文書で示すよう伝えることにした。同法案をめぐっては、民主党政権下で国会提出が検討されていた2011年11月、新聞協会が「国民の『知る権利』や取材・報道の自由を阻害しかねない問題点が多く、強く反対する」との意見書を当時の藤村修官房長官と内閣情報調査室に提出している。

 南極地域観測隊への同行希望はなかった。取材窓口は観測隊の宮岡宏隊長が務める。

 このほか、秋田魁の佐川博之委員から、8月9日の秋田、岩手両県での豪雨の取材に関し、秋田県仙北市から改善を求める要請が県政記者クラブを通じてあったとの報告があった。市職員が被災者から状況を聞き取る際、報道機関の記者や車両が妨げになったという。

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