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NHK、取り調べ映像を全国放送 可視化テーマの番組で

 取り調べの様子を撮った裁判の証拠映像をNHKに提供したとして大阪地検が大阪弁護士会に佐田元真己弁護士の懲戒を求めていた問題で、NHKは9月24日、放送を延期していた「取り調べの可視化」がテーマの「クローズアップ現代」を全国放送し、問題となった映像を流した。取り調べを受ける男性や検察官の姿はぼかし、音声も変えた。

 NHKは「可視化をめぐる議論が重要なテーマと考え、放送した。取材源は答えられないが、取り調べ映像は法廷で公開されたもので、無罪が確定した男性の了解を得た上で、当事者のプライバシーに配慮して使用した」(広報局)としている。

 NHKの松本正之会長は10月3日の会見で、映像は番組制作上必要だったとの見解を示した。番組については「弁護士側の意見、捜査当局の考え方、最新の動きなどを多角的に取り上げて放送した」と説明した。

 映像は4月5日にNHKが関西ローカルで放送。同15日にはクローズアップ現代での全国放送を予定していたが、「取材を深める必要がある」として延期していた。

 大阪地検は5月23日、映像提供が刑事訴訟法で禁じる証拠の目的外使用に当たるとして、弁護士会に佐田元弁護士の懲戒を請求した。

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