1. 日本新聞協会トップページ
  2. すべてのヘッドライン
  3. 新聞協会ニュース
  4. 著作権切れ写真の扱いで講演【報道資料研究会】

著作権切れ写真の扱いで講演【報道資料研究会】

北沢弁護士 独創性あるDB、保護される

 報道資料研究会が11月28日、事務局会議室で開かれ、著作権の保護期限が切れた写真の扱いについて北沢尚登弁護士の講演を聞いた。2020年の東京五輪に向け、新聞社が撮影した前回東京五輪(1964年)の写真への需要が高まることが見込まれるが、法人著作権の保護期間(50年間)は14年末で満了する。北沢氏は「独創性が認められるデータベースを構築し、高品質の写真を有料で提供する方法が現実的だ」と述べた。

 北沢氏は保護期間が過ぎた写真について報道機関が権利を主張することは難しいとの考えを示した。その上で、網羅性と創作性のある写真データベースを構築すれば、保護されるべき権利が生じると述べた。報道機関が資本と労力を投下して構築したデータベースは、法的保護に値する対象となるという。

 北沢氏は、著作権が切れた写真でも写真提供の対価を求めることは合理的だと説明した。また、利用者本人が所有する50年以上前の新聞紙面や写真グラフのスキャンとアップロード行為を差し止めることは不可能だが、原版を持つ新聞社が高画質の写真を有償提供する方法は収益を得る上で有効だとした。

ページの先頭へ