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新聞読む子供、正答率高く 学力テスト文科省分析 閲読習慣と相関関係

 新聞をよく読む児童・生徒ほど全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で正答率が高かったことが12月25日、文部科学省の分析で明らかになった。小学6年、中学3年を対象に昨年4月に実施した学力テストと、併せて生活習慣などを尋ねたアンケートの結果をクロス集計して分析したところ、新聞閲読習慣と学力との間に相関関係があることが分かった。

 文科省が公表したクロス集計結果によると、小6国語Aでは、新聞を「ほぼ毎日」読んでいると答えた生徒の正答率は69.4%、「週に1~3回」は67.0%、「月に1~3回」は63.1%、「読まない」は59.3%だった。新聞を頻繁に読む生徒ほど、正答率が高かった。

 中3国語Aでも「ほぼ毎日」が80.3%、「週に1~3回」80.0%、「月に1~3回」77.6%、「読まない」75.4%だった。

 算数、数学でも同じ傾向だった。小6算数Bでは、「ほぼ毎日」読む児童は「読まない」児童より、正答率が9.7ポイント高かった。中3数学Bでも8.8ポイント高い。文科省初等中等教育局の八田和嗣学力調査室長は「新聞などで培った言語力は、問題文の理解に役立つだろう」と話す。

 地域や社会での出来事への関心を尋ねた設問でも、関心がある生徒の方がそうでない生徒と比べて小6で最大17.3ポイント、中3で最大14.9ポイント正答率が高かった。八田氏は、社会への興味を育む上で新聞の活用が期待できるという。アンケートでは学校側にも生徒への指導方法を尋ね、国語で「さまざまな文章を読む習慣を付ける授業」を行った学校の方が、生徒の平均正答率は高いとの結果が出た。これについても、生徒に教科書とは異なる文章を読ませる上で、新聞の役割は大きいとしている。

 八田氏は「新聞活用を盛り込んだ新学習指導要領を推進する根拠となるデータだ。今後も新聞に対する学校側の理解を深めていきたい」と話している。

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