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NHK番組を証拠採用 オウム元幹部の初公判で 東京地裁

 東京地裁で1月16日に開かれたオウム真理教元幹部・平田信被告の初公判で、弁護側が証拠申請したNHKの情報番組が採用され、法廷で上映された。NHKによると、弁護側から事前に連絡はなかった。NHKは事実認定の証拠としないよう同地裁に申し入れる方針。弁護側に対しても、今後同様のことがないよう求める考えだ。

 採用されたのは、1988年に放送された情報番組。神秘的なものに引かれる若者らを取り上げた内容で、平田被告も登場していた。NHK広報部は「放送以外の目的で使用されると取材協力者の信頼を損ない、取材・報道の自由が確保されなくなる恐れがある。ひいては報道機関としての使命を達成できなくなると考えられる。極めて遺憾だ」とコメントした。

 新聞協会は2003年3月、裁判で放送各社のニュースや番組のビデオテープが証拠として申請・採用されるケースが相次いだことを受け、「取材・報道の自由に重大な制約を招き、国民の知る権利を脅かすことにつながることを強く懸念する」との見解を公表している。

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