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ドラマの放送中止を要請 児童養護施設など「子供の人権侵害」 日テレは応じず

 児童養護施設を舞台にした日本テレビのドラマ「明日、ママがいない」が子供や職員の人権を侵害しているとして、親が育てられない子供を匿名で受け入れる「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を設置している慈恵病院(熊本市)は1月16日、会見を開いて放送の中止を求めた。日本テレビは20日、番組を継続し、謝罪や内容の変更はしないと病院側に伝えた。全国児童養護施設協議会と全国里親会も21日、ドラマの描写が子供の人権侵害を招くとして改善を申し入れた。

 15日に放送された第1話では、児童養護施設で育つ子供に職員が暴言を浴びせ、暴力を振るう場面が描かれていた。

 慈恵病院は、こうした表現が施設の実態と懸け離れており、誤解や偏見、差別を生むと指摘した。赤ちゃんポストに預けられた女児を「ポスト」とあだ名で呼ぶことについても問題視した。

 中止要請を受け日本テレビは21日、「制作に当たっては、児童養護施設の子供たちの尊厳を冒さぬよう配慮している。しかし、指摘も真摯(しんし)に受け止め、今後とも細心の注意を払う」とのコメントを発表した。

 慈恵病院は22日、放送倫理・番組向上機構(BPO)に番組内容の審理を申し立てた。

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