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熊本放送、番組証拠採用で地裁に抗議 申請した弁護団にも

 熊本放送は3月4日、ダム建設をめぐる自治体と住民らの争いを取り上げた報道番組が無断で裁判の証拠に申請、採用されたとして、住民ら原告側の弁護団と熊本地裁に抗議書を提出した。「情報提供者との信頼関係を損ない、取材・報道の自由に重大な制約を招く」としている。

 証拠採用されたのは、2010年10月に放送された「ムーブ」の一部。昨年完成した熊本県営路木ダム建設をめぐる賛成、反対両派の主張を伝えた。反対派の住民は県知事に事業費返還などを求める訴訟を起こし、熊本地裁(片山昭人裁判長)は2月28日にダム建設の違法性を認定、放送内容の一部を判決文で引用した。

 判決を取材する中で、証拠の無断申請・採用が発覚した。筬島一也報道制作局長は「報道以外には使用しないとの前提で取材しており、あってはならないことだ」と話している。

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