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フジ番組に重大な倫理違反 BPO、意見書を発表

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(委員長=川端和治弁護士)は4月1日、実際にはなかった場面を編集で実在したように見せかけたフジテレビのバラエティー番組「ほこ×たて」(2013年10月20日放送)について、制作過程に重大な放送倫理違反があったとする意見書を発表した。フジテレビは「決定を重く受け止め、番組制作に生かす。今後も再発防止に取り組む」とのコメントを発表した。番組は昨年11月に打ち切っている。

 問題となったコーナーは、逃げる無線操縦の車、ヘリコプター、ボートを制限時間内に銃撃するという内容。操縦者と狙撃手が3人ずつの勝ち抜き戦で対決した。操縦者側の3連勝で勝負が決まってしまったため、操縦者全員が登場する場面を作ろうと編集作業で対戦の順番を入れ替えた。また、つじつまを合わせるため、実際にはなかった対戦の組み合わせを、映像をつなぎ合わせて作った。

 川端委員長は会見で、真剣勝負をうたった番組で実際の対決がなかったことについて、「視聴者との約束を破ることは許されない」と指摘した。

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