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日本初の報道写真家・笹本恒子氏、むのたけじ氏と100歳討論

 日本新聞博物館の企画展「日本初の女性報道写真家 笹本恒子 100歳展」の関連イベントとして、東京新聞フォーラム「笹本恒子*むのたけじ100歳討論」が4月5日、横浜市の横浜情報文化センター情文ホールで開かれた。戦前・戦後の報道界で活躍した99歳の2人の対談は、笹本氏の強い要望によって実現した。記者としての戦争体験などの話に約200人が耳を傾けた。

 むの氏は1936年に記者となり、報知新聞、朝日新聞の記者として活躍、終戦を機に退社し、執筆や講演を通じてジャーナリスト活動を続けている。むの氏は企画展の笹本さんの写真を見て、「時代の嵐に立ち向かってきたジャーナリストとしての気迫を感じ、感服した」と話した。

 笹本氏は日独伊三国同盟婦人祝賀会の写真などを撮影しながら、戦争に向かう風潮に強い違和感を覚えていたという。憲兵隊におびえながら日常を過ごすようになったと当時を振り返り、「自由に発言ができなくなることが戦争だ」と述べた。

 長く元気に活躍する秘訣(ひけつ)について問われた笹本さんは、「好奇心を失わないで、貪欲に物を知ろうとすることが頭にも体にもいい」と話した。

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