一力一夫元副会長(河北社主)死去

 河北新報社社主で元新聞協会副会長の一力一夫(いちりき・かずお)氏が7月20日午前4時50分、仙台市の病院で死去した。88歳だった。

 葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れの会を仙台と東京で開く。喪主は長男で同社代表取締役社長の雅彦(まさひこ)さん。連絡先は同社総務広報部(電話022・211・1404)。

 一力氏は仙台市出身で、東北帝大、東大新聞研究所を卒業。1950年に入社し、外信部長、取締役編集局長、常務取締役、専務取締役、代表取締役副社長などを経て、70年1月に代表取締役社長に就任、同年7月に社主・代表取締役社長に就いた。81年社主・取締役会長、2010年社主・取締役、12年から社主。

 半世紀にわたり優れた指導力と先見性で新聞の発展に大きく貢献し、NIE活動の普及と新聞博物館の創設にも尽力したとして、2009年に新聞文化賞を受賞した。編集局長時代の1960年には、「南北両アメリカ大陸を国産車で縦断し、その間の各国の事情を報道した記事」でボーン国際記者賞(現ボーン・上田記念国際記者賞)を受賞した。

 新聞協会では、70年から2005年まで理事。この間、1985年から運営委員会委員を、1997年から2期4年副会長を務めた。さらに、88年発足のNIE委員会と89年発足の博物館委員会(現博物館・NIE委員会)の初代委員長を、それぞれ94年、2003年まで務めた。1997年から2005年まで日本新聞教育文化財団(新聞協会と合併)理事、1959年から63年まで編集委員会委員。

 このほか東北放送代表取締役社長などを歴任した。

ページの先頭へ