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NIEの日常化を議論 全国大会(徳島)2日目・特別分科会

 徳島市で開かれた第19回NIE全国大会2日目の8月1日、公開授業や実践発表、7テーマの特別分科会が開かれた。初日の基調提案「『親しむ』ことから『学び』を広げる」を受けて、特別分科会ではNIEを日常的に定着させるための方策などについて議論した。

 特別分科会「朝のNIEタイムの有用性」では、徳島県内の小中学校教師3人の報告を基に、NIEタイムの効用や課題を話し合った。実践指定校期間の終了や熱心な教師の異動など、NIEは継続という面で大きな課題がある。カリキュラムの外で簡単に実施できるNIEタイムは継続しやすく、裾野を広げる取り組みとして期待される。

 登壇者からは切り抜きや新聞を題材にしたスピーチ、小学校高学年の児童による低学年への読み聞かせなどの実践事例が報告された。「生徒と教師や、生徒間のコミュニケーションのきっかけとなっている」といった声も上がった。子供たちがNIEタイムで慣れていたため、新聞を授業で無理なく活用できたとの指摘もあった。コーディネーターを務めた林明彦氏(前徳島市佐古小校長)は「1回の時間は短くても、長期間こつこつと触れ合うことで、親しむことにつながっていく」と総括した。

 「図書館でNIEを」と題した特別分科会では、学習拠点という機能も持つ図書館でのNIEについて、司書教諭や地域図書館の司書らが話し合った。新聞を基にした調べ学習など図書館ならではのNIE活動が紹介されたほか、新聞に慣れていない子供でも活用できるよう、ルビを振ったり、1面だけ生徒に渡したりといった工夫も報告された。学校図書館には年間15億円の地方財政措置がなされているにもかかわらず、小中学校で新聞の配備率が低い現状を問題だとする意見もあった。

 このほか特別分科会では、幼稚園や特別支援教育でのNIE、地域NIEなどをテーマに議論した。

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