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産経ソウル支局長に出頭要請 韓国検察 朴大統領の名誉毀損で

 産経新聞社は8月9日付朝刊で、加藤達也ソウル支局長が韓国ソウル中央地検から出頭要請を受けたと報じた。8日に要請があり、12日に出頭を求められている。同地検は、同社がウェブサイトに掲載した記事が朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけているとする韓国の市民団体の告発を受け、事情を聞くという。

 問題となったのは「MSN産経ニュース」に3日掲載された加藤氏による「【追跡~ソウル発】朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」の記事。4月に起きた韓国旅客船沈没事故の当日、7時間にわたって朴大統領の姿が確認できなかったことをめぐり、韓国内での議論の高まりを紹介した。国会運営委員会での質疑や、朝鮮日報に掲載されたコラムなどを取り上げている。

 記事掲載後、大統領府からソウル支局に抗議があったほか、「名誉毀損(きそん)に当たる」として在日韓国大使館から東京本社に記事削除要請があった。産経は記事削除には応じなかった。

 9日には韓国の聯合ニュースやYTNテレビが、韓国検察当局が加藤氏に対し出国禁止措置をとったと報じた。産経によると加藤氏は9日夜時点で、措置は受けていないとしている。

 産経の小林毅東京本社編集局長は「問題とされた記事は韓国国会でのやりとりや朝鮮日報コラムの紹介が中心であり、この記事を理由に名誉毀損容疑で出頭を求められるというのは理解に苦しむ」とコメントしている。

 この問題について、岸田文雄外相は10日、ミャンマーで韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と9日に会談した際に「日韓両国の関係に影響が出るのではないか、報道の自由との関係で心配している。注視している」と伝えたことを明らかにした。

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