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産経ソウル支局長が出頭 韓国地検の事情聴取に応じる

 産経新聞社がウェブサイトに掲載したコラムが朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を傷つけたとして、韓国ソウル中央地検が加藤達也ソウル支局長に出頭を求めた問題で、加藤氏が8月18日、同地検に出頭し事情聴取に応じた。同社が19日付朝刊で報じた。

 同社によると、加藤氏は午前中に弁護士らと出頭した。情報通信網利用促進および情報保護などに関する法律(情報通信網法)違反の疑いで、地検側の通訳を介して聴取を受けた。記事の作成経緯などについて聞かれ、加藤氏は「政権を揺るがした旅客船沈没事故の当日、朴大統領がどこでどう対処したかを伝えるのは、公益にかなうニュースだと考えた」と説明したという。

 小林毅東京本社編集局長は19日付朝刊で「韓国国内の司法手続きに沿ってわれわれの考え方を説明するため要請に応じた」と説明。当該コラムに韓国大統領を誹謗(ひぼう)中傷する意図はまったくなく、問題視されたことは理解に苦しむとした上で、「韓国司法当局が民主主義国家の根幹である報道の自由、表現の自由に照らし合わせ、公正に判断されることを期待する」とコメントした。

 20日には2度目の聴取があった。加藤氏は「朴大統領を誹謗する目的ではない」と主張。旅客船沈没事故は日本の国民も悲しみを共有しているとした上で、事故当日の朴大統領の動静は「日本の読者に対して必要な情報であり、公益性の高いテーマであると考えている」と述べた。

 問題となったのは、3日にウェブサイト「MSN産経ニュース」に掲載したコラム「【追跡~ソウル発】朴槿恵大統領が旅客船沈没当日、行方不明に…誰と会っていた?」。加藤氏の署名入りで、韓国国会での議論や朝鮮日報のコラムなどを紹介している。

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