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正答率、新聞閲読に比例 学力テスト文科省分析

学力との相関関係 明確に

 文部科学省は8月25日、今年4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。昨年に引き続き新聞の閲読習慣を併せて尋ねており、テストを実施した全ての教科(国語A・Bと算数〈数学〉A・B)で、閲読頻度に比例して正答率が高かった。小学国語Bの平均正答率を比べると、「ほぼ毎日読んでいる」と答えた児童の正答率は「ほとんど、または、全く読まない」を10.3ポイント上回った。昨年の調査でも同様の傾向が見られ、学力と新聞閲読習慣の相関関係があらためて明確になった。

 国語Bは知識の活用力が問われる。「新聞をほぼ毎日読んでいる」と答えた児童の小学国語Bの正答率(以下同)は62.3%で以下、「週に1~3回程度読んでいる」(61.0%)、「月に1~3回程度読んでいる」(56.7%)、「ほとんど、または、全く読まない」(52.0%)の順に下がっていく。閲読頻度が多いほど、正答率が高く、新聞を読む習慣が高い読解力につながっていることが分かった。

 中学国語Bでも、「ほぼ毎日」(57.2%)、「週に1~3回」(56.5%)、「月に1~3回」(53.0%)、「ほとんど、または、全く」(49.3%)と、同様の傾向が見られた。

 こうした傾向は、実施した全ての教科で見られた。「ほぼ毎日」と「ほとんど、または、全く」の平均正答率の差を比べると、小学校では「ほぼ毎日」が国語Aで9.4ポイント、算数Aで7.9ポイント、算数Bで11.6ポイント上回った。中学校でも同様で、国語Aは5.1ポイント、数学Aは7.8ポイント、数学Bは8.6ポイント高かった。

 新聞を通じて情報を積極的に得ようとする態度が、学力の高さに表れている実態が見えてきた。地域や社会への関心度や、ニュースへの接触頻度との学力についても相関関係が得られた。

 新聞を読んでいるとの回答は昨年と比べて減少した。新聞を「ほぼ毎日」読むと回答したのは、小6で10.1%(前年比2.1ポイント減)、中3で8.2%(同2.1ポイント減)、「週に1~3回」も小6で17.2%(同2.4ポイント減)、中3で13.3%(同2.0ポイント減)だった。

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