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朝日 「間違った判断」と謝罪 池上氏連載、一時見合わせで

 朝日新聞社は9月6日付朝刊で、ジャーナリスト・池上彰氏の連載コラム掲載を一時見合わせたことに関し、市川速水東京本社報道局長が経緯を説明した。読者に対し「多様な言論を大切にする朝日新聞として間違った判断であり、本紙に対する信頼を損なう結果になった」と謝罪した。

 同社は8月5、6日付朝刊で過去の慰安婦報道を検証し、韓国・済州島で朝鮮人女性を強制連行したとする吉田清治氏(故人)の証言を虚偽と判断し、記事を取り消した。池上氏は同29日付朝刊に掲載予定の原稿で「訂正は当然だが、遅きに失した。謝罪するべきだ」などと指摘した。朝日は内容の修整を打診したが、池上氏が受け入れなかったため、両者で協議し予定日の掲載を見合わせたという。

 朝日は修整を求めた理由について、検証記事の掲載後、関係者への人権侵害や脅迫的な行為などが続いていたため、池上氏のコラムにも過剰に反応してしまったと説明している。

 話し合いは池上氏の海外出張後に再開する予定だったが、他紙が掲載見合わせの動きを伝えると、読者から批判が寄せられていた。朝日は池上氏の了解を得て原稿掲載を決め、9月4日付朝刊で池上氏と読者におわびするコメントを添えて掲載した。

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