福井、まちづくり会社を設立

第1弾は「食」の常設店

 福井新聞社は11月13日、福井市の商店街有志らと合同でまちづくり会社「福井木守り舎」を設立した。借り手の見つからない空き店舗を修繕、活用するリノベーション事業を展開し、空洞化が進む福井県内各地の市街地に応用できる仕組み作りを目指す。第1弾として、県固有の食をテーマにした常設店を作る。

 3月から展開している連載「まちづくりのはじめ方~記者、奔走。」から広がった事業だ。連載は、行政や民間団体の活動を分析、論評するのではなく、記者自身による事業実践を報告している。これまで県独自の食文化を伝えることを目的に、臨時のレストランを開くなどの取り組みをしてきた。山口剛社会部副部長は「行政頼みのまちづくりはもう限界だという意見もある。記者が裏方として実践する姿を通して、まちづくりに興味を持ってもらいたい」と話す。

 常設店舗を作ることで、継続性のある取り組みを目指す。新会社の代表取締役社長には、JR福井駅西口の商店街連合活性化協議会の加藤幹夫会長が就任。福井新聞社からは取材班を代表して細川善弘記者が取締役に就いた。空き店舗を新しい業態の店舗やオフィスに改修して活用する事業を立案するのが主な業務だ。店舗所有者から建物を借り受け、入居者を決める。改修に必要な初期費用を負担し、入居者から受け取る賃料で投資分を回収するという。

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