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西日本、協定生かし学生に新聞PR 「コミュニケーション大賞」表彰式

 西日本新聞社が福岡工業大(福岡市)と共同で初めて実施した「新聞コミュニケーション大賞」の表彰式が2月3日、同大で開かれた。新聞記事の意見や感想をまとめて応募する同賞には、802人が応募。下村輝夫学長は「新聞は年齢を問わず誰もが理解できるよう分かりやすく書かれている。そこから記者の思いや論理の構成をくみ取ることが重要だ」と話した。

 西日本と同大は2012年、新聞の読み方を教える講座の講師派遣をはじめとする包括協定を締結。コンテストは、講座を受けた1年生を中心に1200人を対象とした。新聞記事への感想をもとに友人や家族と話し合い、あらためて自分の意見をまとめるという内容で、コミュニケーションに重点を置いている。

 大賞に選ばれた情報工学部情報工学科1年の山本麻衣子さんは、西日本が掲載した元防衛事務次官の守屋武昌氏のインタビュー記事を読み、以前訪れたことのある沖縄県の基地問題に関心を抱いた。友人と話し合うことで、住民、国の視点の双方から考える必要性に気付いたという。取り組みを通じて、「広い視野で情報を収集し、社会に興味を持つようにしたい」と気持ちを新たにした。

 西日本新聞社賞を受賞した同学科1年の今村優芳さんは吹奏楽部に所属していた経験から、台湾の葬式専門の楽団を取り上げた記事に興味を持った。新聞で海外の文化を学べることに気付くとともに、「記事への意見を聞くため、家族との会話を増やすことができた」と喜んだ。

 下村学長は「社会への関心を広げ、家族や友達と話し合うことで考えを深めている。今後も自分の言葉で表現する力を磨いてほしい」と講評した。

 西日本の満生剛・取締役こどもふれあい本部長は「新聞をきっかけにコミュニケーションの機会を持てたことが重要だ。さまざまな価値観に触れるために、新聞が役に立てればうれしい」と話した。

 両者は来年度もこの取り組みを継続していく考えだ。

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