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新聞読まれる方策 学生が提言 広告委、プレゼン大会を初開催

 新聞協会広告委員会は2月6日、「イマドキの大学生×新聞~大学生が新聞・新聞広告を考える」と題して、大学生が若者に新聞が読まれるための方策などを提言するプレゼンテーション大会を初めて開いた。就職活動をきっかけに新聞を購読してもらうためのアイデアや、ソーシャルメディアを活用した広告企画が提案され、新聞社、広告会社、広告主企業など250人が聴いた。

 青山学院大、駒沢大、専修大、千葉商科大、東海大の5大学のマーケティングなどを専攻するゼミが、広告委が昨年度実施した「全国メディア接触・評価調査」のデータを分析し、アイデアを練った。広告プロモーション部会のマーケティング戦略チームが新聞業界の情報を提供してサポートした。

 東海大(文学部広報メディア学科)のチームは、就職活動をする学生が無料で新聞を読めるカフェの設置を提言。新聞の配置と、時事問題の理解を深めるためにチューター(説明役)の派遣を提案した。グループのリーダーを務めた3年の及川知也さんは「大学生は新聞を読まなければという意識はあるが、難しいという印象を持っている。実際に触れることでそのイメージもなくなるのではないかと考えた」と話す。

 講評した清水聰慶大教授は「大学生にとって新聞は情報を認知するためのツールではなく、探索するツールになっている。情報を自分で探索していくことが必要になる就職活動では、新聞は有用になる」と評価した。そのほかのチームからはアイドルを使った中高生への訴求や、大学の授業での新聞購読の必修化といった提案があった。

 新聞広告に関する提案は、ソーシャルメディアでの拡散を狙った企画が目立った。駒沢大(経営学部市場戦略学科)のチームは、新聞の保存性に着目。複数日にわたって出稿した広告を組み合わせることで、大きなポスターが完成する広告を提案した。紙面からツイッターに誘導してクイズに答えてもらう仕組みで、話題づくりの方法も示した。金山達也広告委員長(朝日東京)は「貼り付けて大きな絵を作るのは紙媒体の特性を捉えた面白い企画だ。どのチームもデータをうまく生かして、大学生の立場から率直な提案をしてくれた」と述べた。

 3月をめどに学生の提言をまとめた冊子を各社に配布するほか、ウェブサイト「新聞広告データアーカイブ」で紹介する。

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