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HAPPY NEWS 2014 大賞・古垣さん「記事に感動」 南日本で贈賞式

 「HAPPY NEWS 2014」大賞の贈賞式は4月7日、受賞作品の元となった記事が掲載された南日本新聞社で開かれた。同社の逆瀬川尚文社長が鹿児島県の古垣ひとみさん(41)に賞状と副賞、受賞作品で作ったハッピースクラップ帳を手渡した。

 記事を執筆した小田裕徳鹿屋総局長、記事に登場する宇都電設(同県鹿屋市)の宇都健三郎社長と新入社員の隈本真志さんも同席した。

 古垣さんが感想を寄せた記事は、当時高校3年だった隈本さんがアルバイト先のガソリンスタンドで、道具類が整頓された宇都電設の作業車を見て、「こんな先輩のいる会社で働きたい」と会社に問い合わせ、心を動かされた社長が急きょ求人手続きを行い、採用されたことを紹介した。

 逆瀬川社長は「丹念に掘り起こす取材をして誠実に伝えていくことの大切さを、あらためて思い起こさせてもらった。新聞は気づきのメディアだ。人と人とが結び付き地域が元気になるよう、新聞が役割の一端を担っていきたい」とあいさつした。古垣さんは「記事を読んで素直に感動し、心が温かくなった。気づいたら記事を初めて切り抜いていた」と語った。

 宇都社長は、いつも社員に「人間は、常日ごろだよ」と言っていることを紹介。18歳の隈本さんにその大切さを教えてもらったと述べながら、今回の古垣さんとの縁を喜んだ。小田氏も「受賞で記事が多くの人に読まれることになった。本当にうれしい」と話した。

戦後最年長で将棋プロ棋士に
HAPPY NEWS PERSON 受賞の今泉さん

 「HAPPY NEWS PERSON」を受賞した今泉健司さんは、戦後最年長の41歳で将棋のプロ棋士になった。14歳から将棋一筋。2度の挫折を経験し、27年かけて夢をかなえた。大阪市の関西将棋会館で4月6日開かれた贈賞式で、主催者を代表して朝日新聞社の後藤尚雄常務取締役大阪本社代表が、今泉さんの新聞記事を使ったハッピースクラップ帳とトロフィーを授与した。

 後藤氏は「今泉さんがプロ棋士になったときの言葉が強く印象に残っている。『自分の可能性にふたをしない限り、年齢は関係ない。可能性を信じて戦っていきたい』と話した。これからも活躍して、人々をハッピーにしてほしい」とエールを送った。

 今泉さんは苦難の時期を、「自分の人生はどこまで転がり続けるのかと悩む日々が続いた」と振り返る。36歳のとき故郷の広島県福山市に戻り、介護の仕事に就いたことで転機が訪れた。人と人とのつながりの大切さを学んで人生観や世界観が変わり、結果として、将棋の戦績も上がったという。

 「僕の戦いを新聞報道で知り、喜んでくれる人がいる。それこそが僕にとってハッピーなことだ。また会いたいと思われるような人間になれるよう、これからも努力していきたい」と笑顔で語った。

 新しく作った「棋士」の名刺の裏面には、こんな言葉をつづった。「人生、リセットはできないがリスタートはできる」

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