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ボーン・上田賞記者講演会 取材への思い語る ニュースパーク

 新聞博物館(ニュースパーク、横浜市)は4月11日、2014年度ボーン・上田記念国際記者賞の受賞者による講演会を開いた。朝日東京・国際報道部の杉山正記者と日経の中沢克二編集委員兼論説委員(前中国総局長)が、自身の体験や取材への思いを語った。91人が熱心に耳を傾けた。

 杉山氏は「アフリカが直面する過酷な現実」をテーマに講演した。サハラ砂漠以南の地域の内戦・紛争を20回以上取材。印象に残っていることの一つに、ナイジュリアでイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」に子供を殺された親への取材を挙げた。「ボコ・ハラム」と口にするだけで、命の危険があることを知ったという。なぜ危険地に行くのかとの会場の質問に対しては、何十万、何百万の人が殺害されていると言われているが、そうした数字では表せない人々の声を伝えたいからだと答えた。

 「習近平の反腐敗―中国、権力集中の実態」をテーマに講演した中沢氏は、習近平政権では言論統制が厳しく、数多くの知識人・言論人が投獄されてきたことを紹介。会場からは中国取材の重要性について質問があり、「近くにある最も大きな国を知ることは重要だ。現場に行かなければ分からないことがある」と語った。

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