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「社会での議論、喚起を」 BPO浜田純一理事長、メディア役割で講演 マス倫研究会

 第13期第6回マスコミ倫理懇談会「メディアと法」研究会が4月28日、新聞協会会議室で開かれ、前東大総長で放送倫理・番組向上機構(BPO)の浜田純一理事長が「いまのメディアに思うこと」をテーマに講演した。BPOの活動、メディアの役割について話した。

 NHKとテレビ朝日の番組内容を問題視した自民党の情報通信戦略調査会は同17日、両局の幹部を事情聴取した。聴取後、同調査会の川崎二郎会長はBPOの在り方にも言及。浜田氏は今後の両局の検証や改善を見極めることが原則だと指摘した。

 苦情処理の仕組みを法制度で担保すべきだという意見も出ている。海外では法制度化されているケースもあるが、その場合は放送に関する独立行政機関が関与することが多いと指摘。国内の議論はそれを前提にしていないのではないかと疑問を呈した。

 東大総長として多くの取材を受けた経験を踏まえ、社会の課題に向き合うメディアの役割についても話した。自らが進めた「秋入学」に関する報道はおおむね好意的だったものの、導入に向けた議論の掘り下げが十分ではなかったのではないかと評した。導入のためには司法試験をはじめ国家試験の時期や就職試験の実施方法、「入学は春」という社会の常識に向き合う必要がある。それらの課題を提起し掘り下げることで、社会での議論を喚起することがメディアの果たすべき役割だと指摘。「社会の意識や価値の変化にどう関わっていくか、メディアの姿勢がこれからも問われ続ける」と話した。

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