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JANPS2015 見どころ紹介(上流) CMS、新たな工夫に注目

コスト削減の最新技術も

 第22回新聞製作技術展JANPS2015、7月22~24日開催)には、製作システムから印刷、資材、発送分野までメーカーやベンダー42社、新聞社関係が7社・団体出展する。

 コスト削減や環境対策といった経営課題に対応した最新技術が見どころだ。上流では導入が進む「コンテンツ管理システム(CMS)」に注目が集まる。そのほか、製作工程だけでなく、取材に役立つツールや新しいメディア展開の支援などを提案するメーカーも目立つ。

 CMSは記事や写真、動画などの素材を一元で管理するシステム。電子版などウェブサービスの展開が本格化する中で、ニュース素材の効率的な活用のため、前回JANPS以降多くの新聞社が導入している。新聞協会技術委員会の下部組織・情報技術部会の伊藤雄康部会長(日経・情報技術本部部長)は「新聞社での実運用を踏まえて、メーカー各社からどういった工夫やアイデアが紹介されるかに注目している」と期待を寄せる。

 東芝の「DynamicCMS」は素材の管理だけでなく、組み版やCTP、広告整理といった新聞製作システムを、クラウド環境で構築できることが特徴だ。共同通信の新聞共有システムの運用実績を生かして、各新聞社のワークフローに対応できるとし、さらなる機能強化や新たなサービス展開を提案する。

 上流から下流までのシステムを提供するNECは、昨年製品化したCMSを実機展示。このほか、ビッグデータを活用する技術として、短文投稿サイト「ツイッター」上で事件の情報を検知する取材支援ツールや、ユーザーの行動を解析するデジタルサービス向けの仕組みを紹介する。

 パナソニックシステムネットワークスはCMSや、仮想化技術を活用したCTPサーバーシステムを展示。今回のJANPSで注目を集める完全無処理CTPに対応する製版機も紹介する。

 また、同社はモニタープルーフを実機展示する。液晶ディスプレーに紙面イメージを表示するモニタープルーフは、色見本の出力が不要になるためコスト削減が期待できる。同部会の安藤久泰副部会長(産経東京・システム本部副本部長)は、「新聞社間の受委託印刷が進む中で、モニタープルーフはより一層普及するだろう」と説明する。

 インテックは100台以上の出荷実績を持つ最新型のモニタープルーフを実機展示。広告のPDF入稿システムも紹介する。

 今後導入が進むとされるデジタル印刷を見据えた取り組みを展示するのは、富士通だ。インキ量を最適化するソフトウエアをデジタル印刷にも対応させ、実演して紹介する。既存印刷設備の環境対策への効果に加えて、高いとされるインキコストの節減策を示しデジタル印刷の導入を後押しする。AR(拡張現実)技術の活用、SNS上のデータ解析といったサービスも展示する。

 方正は中国の新聞社で稼働しているデジタル印刷機を紹介するほか、新聞の読み上げ技術などを提案する。システムの更新費用の大幅な削減につながる技術も紹介する。

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