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最新技術で新聞界活性化へ JANPS、3年ぶり開催

49社・団体が展示

 第22回新聞製作技術展(JANPS2015)が7月22日から3日間、「未来につなぐ新聞技術―今より明日へ」をテーマに東京・有明の東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開かれた。新聞協会主催、新聞製作技術懇話会(CONPT)協賛で、開催は3年ぶり。49社・団体が出展し、一般来場者を含む1万1328人が来場した。完全無処理CTPの実物展示、輪転機メーカーの関連技術が大きな注目を集めた。今回初めて、小・中学生をはじめ一般の読者にも参加を呼び掛けた。

 新聞協会の白石興二郎会長は22日の開会式で、「技術の向上だけでなく、新聞への興味関心を喚起し、新聞界の活性化の一助になることを祈念する」とあいさつ。CONPTの上坂義明会長(サカタインクス専務取締役)は「品質向上やコスト削減、環境対策、デジタル化といった新聞社の課題に対応し、新しい技術を出展している。今後の発展に寄与するこれらの技術を見て、意見を寄せてほしい」と述べた。

 来場者の注目を集めたのが、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(FFGS)の完全無処理CTP「SUPERIA ZN」だ。実用化に向け新聞社の協力を得て開発を進めた。製版工程での現像処理が不要でコスト削減に大きな期待がかかる。このほか、日本アグフア・ゲバルト、コニカミノルタビジネスソリューションズも現像液が不要になるケミカルレスCTPを現像機とともに紹介した。

 輪転機関連の新たな技術も注目を集めた。東京機械製作所は生産拠点であるかずさテクノセンター(木更津市)から、デジタル印刷機「JETLEADER2000」と刷版の自動着脱装置「T―PLATER」を搭載した4×1輪転機の稼働の様子を生中継。三菱重工印刷紙工機械は山梨日日、朝日プリンテックとともに開発した輪転機のローラー数を半減させる「ショートインキング技術」を紹介した。

 東芝、富士通、NEC、パナソニックシステムネットワークスといった上流メーカーは、導入が進む「コンテンツ・マネジメント・システム」(CMS)などの新聞制作システムを紹介。そのほか、AR(拡張現実)技術を活用して記事や見出しに関連情報を付加するサービスや、音声読み上げソフトといった新技術を用いた提案が目立った。

 新聞社では、朝日、毎日、読売、日経、産経がブースを出展。それぞれデジタル印刷、システムの共有基盤、完全無処理CTP、クラウドを利用した広告業務の効率化、5色刷り印刷といった技術を紹介した。夏休み期間中の開催を捉え、新聞広告などで広く一般参加者を募った。各社は新聞製作体験や誕生日新聞の配布など新聞を身近に感じてもらえるような企画を実施、未来の読者へアピールした。

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