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「安保法制の関心喚起を」 学生団体・SEALDsが講演 マス倫月例会

 マスコミ倫理懇談会全国協議会の9月度例会が8日、新聞協会会議室で開かれ、学生団体「SEALDs」(自由と民主主義のための学生緊急行動)のメンバー3人が「大学生が見た安全保障論議と日本の民主主義」と題し講演した。自分たちのデモがヘイトスピーチと並べて語られることは心外だとし、不快な表現がないよう注意を払っていると説明した。

 中心メンバーの奥田愛基さん(明治学院大4年)、本間信和さん(筑波大3年)、元山仁士郎さん(国際基督教大4年)は、政治や国の問題に関心を抱くきっかけは東日本大震災だったと口をそろえる。本間氏は「原発問題にとどまらず、日本の将来にまで思いをめぐらせた若者が多かった」と振り返った。

 特定秘密保護法が参議院本会議で可決された一昨年12月、「SASPL」(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)が設立された。SEALDsはその後継団体として今年5月に発足した。現在は、毎週金曜に国会前で安保法制に対する抗議デモを行っている。

 デモでの発言が注目される中、出席者からは、表現の自由についてどう考えているかとの質問が上がった。奥田氏は、メディアからヘイトスピーチと並べて語られることは心外だと強調。「差別的な発言とデモにおける表現の自由は、別の問題だ」とした。SEALDsは、他人を攻撃するのではなく、自分の主体的な考えを表明することを重視し、不快な表現がないように気を付けているとも説明。スピーチの内容は各メンバーに任せるが、事前に読み合わせなどを行い、同世代だけでなく多くの人に伝わる表現を心掛けているという。

 奥田氏は、若者の政治活動として取り上げられているが、デモが若者中心というわけではないと説明。「自分たちの活動が報じられることはありがたいが、安保法制の内実に国民の目をもっと向けさせてほしい」とメディアに訴えた。

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