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業績好転25社、悪化30社 2014年度新聞事業の収支構成比率調査 経理委調べ

構成比は販売66・広告34

 新聞協会経理委員会はこのほど、2014年度「新聞事業の収支構成比率調査」の結果をまとめた。14年度中(14年4月~15年3月)に決算期末を迎えた新聞54社の収支構成比率は3年連続で97.3%となった。総収入は前年度比(以下同)1.7%減と2年連続で減少。総費用は1.7%減で02年度から減率が続いている。当期利益は48社平均で12.5%減と3年ぶりに減少した。業績が好転したのは25社(前年度32社)、悪化したのは30社(同25社)だった。

 【収入動向】総収入の97.7%を占める売上高が3年ぶりに減少に転じた。売上高の内訳を見ると、販売収入は1.7%減、広告収入は1.8%減でいずれも減率幅が拡大。その他営業収入はわずかだが減少に転じた。三つの営業収入全てが前年度比減となったのは、10年度以来4年ぶり。

 販売収入と広告収入の合計を100とした収入構成は、販売66.2対広告33.8で、4年続けて広告収入の割合が拡大した。

 【費用動向】営業費用の増減を項目別に見ると、経費1.3%減、人件費1.9%減、用紙費1.7%減、資材費5.5%減で、3年ぶりに全ての費用項目で減率となった。

 総費用に占める割合は経費48.6%(前年度比0.5ポイント増)、人件費30.8%(同0.5ポイント減)、用紙費13.9%(同0.1ポイント減)、資材費2.5%(前年度並み)だった。

 【利益動向】当期利益の前年度比増減率を発行形態・規模別平均で見ると、セット紙発行社は約80万部以上クラス42.7%減、約40万部以上クラス13.2%増、約20万部以上クラス17.2%減だった。単独紙発行社は約20万部以上クラス8.5%減、20万部未満クラス12.0%減。セット紙約40万部以上クラスを除く全クラスが減少した。

 当期利益(対象55社)を見ると、業績が好転した25社のうち、増益22社、復益1社、欠損減2社だった。悪化したのは30社で、減益28社、欠損転落2社だった。

 総収入に占める当期利益の割合は、調査対象社総平均で2.7%となり、3年連続で同率だった。

 調査は協会会員新聞社の収入、費用の増減率と構成比を調査し、新聞事業の収支動向を見るもの。89社に調査票を送り、60社から回答を得た。収支が極めて大きく変動した社、会社形態の変更により前年度比較ができない社、平均値に大きな影響を与える特異値は集計から除外している。

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