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「あしたの一面展」開催 4日間で来場2500人 新聞協会

 新聞協会は10月13日から4日間、大阪市のグランフロント大阪「ナレッジプラザ」で、新聞PRイベント「あしたの一面展―新聞をつくるチカラで、世の中のこれからをつくってゆく。」を初めて開いた。新聞社が世の中を幸せにすることができるという事例を、実際の紙面やモニターで紹介する試みだ。全国の新聞を読めるカフェコーナーを併設し、4日間で約2500人が訪れた。

 新聞社はニュースを伝えるだけでなく、地域社会の課題を解決したりビジネスを創生したり、あるいは人と人とをつないだりしている。第68回新聞大会の関連イベントとして、こうした新聞の価値を新聞と接する機会の少ない人たちに伝えることを目的に企画した。

 会場は五つのブースで構成。地域との協働をテーマにしたブースでは、福井新聞の「みらい・つなぐ・ふくい」プロジェクトを紹介。コウノトリを呼び戻すため地元の人々と共に生き物を育む無農薬農業に奮闘する新聞記者の物語を、来場者がクイズ形式で体験した。第35回新聞広告賞を受賞した佐賀新聞「COOLARITA~未来への挑戦」のブースでは、同社が地域産業の活性化を目指し、有田焼の窯元と共に開発した食器や花器を展示した。

 記者のコミュニケーション術、紙面のレイアウト・見出しを付ける整理部の仕事を伝えるブースや、キーワードを入力すると情報が紙面の形で表示される検索エンジンの体験コーナーも設置。カフェコーナーでは、全国の新聞93紙を読むことができた。

 アンケートに答えた来場者には、赤い靴を履いた新聞を読む女の子のイラストが入ったメモ帳やエコバッグを配布した。「毎日の新聞から、新しいことを吸収して前向きに生きよう」とのメッセージを込めた。

 会場の壁面には、全国の新聞社で働く若手社員の新聞に対する思いをちりばめた。「人を、地域を、企業をつなぐ。新聞って、そういう仕事だ」「読者にも。読まない人にも。新聞ができることは、もっとある」などの言葉が並んだ。

 10、11の両日に開かれたハッカソン「NEWS Hack」に参加したエンジニアの松本雅博さん(38)は展示を見て、「新聞記者が何を考えているのかが伝わってきた」と話した。

 電子版を購読しているという大阪市内の50代女性は、カフェコーナーで久しぶりに新聞を読んだという。「紙の新聞を広げると、新しい興味がわいてくる。データの保存は電子版の方が便利なので、両方取りたいと思った」と語った。

 若い世代の来場者からは、「新聞が思っていたより分かりやすいことを知った」「地方紙の取り組みが新鮮で面白かった」などの感想があった。これからの新聞に期待することとして、「若い世代の発言力を高める原動力になってほしい」「今まで通りでよい。読者が見方を変えればいろんな方向で見ることができるので、自分が変わりたい」といった声が寄せられた。

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