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産経前ソウル支局長公判 検察側、1年6月を求刑

 ウェブサイトのコラムで韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴された産経新聞社の加藤達也前ソウル支局長の論告求刑公判が10月19日、ソウル中央地裁で行われ、検察は懲役1年6月を求刑した。弁護側は無罪を主張し結審、判決公判は11月26日に行われる。

 検察側は論告で、加藤氏が「虚偽と知りながら」「必要のない」男女関係を報じてプライバシーを侵害したと指摘。「誹謗(ひぼう)する目的は明らかだ」とした。加藤氏は最終意見陳述で、自らのコラムについて「大惨事当日の朴大統領の動静は関心事であり、韓国社会で朴大統領をめぐるうわさが流れた事実を伝えるのは当然だ」とし、公益性を訴えた。

 論告求刑公判は当初9月21日の予定だったが、検察側の要請で約1か月延期された。

 同社の小林毅取締役編集・論説・正論担当は20日付紙面で、「異論や反対意見を許容する言論、報道、表現の自由は民主主義の根幹である。民主主義国家の韓国は、根本に立ち返り、国際常識に即した判断を行うよう強く求める」とのコメントを出した。

 また、菅官房長官は20日の記者会見で、加藤氏への求刑について「極めて遺憾だ」と述べ、韓国当局の対応を批判した。

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