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総合力生かし広告展開 アド協共催セミナー開く 新聞協会

 新聞協会は11月19日、日本アドバタイザーズ協会との共催セミナーを東京の有楽町朝日ホールで開いた。「新聞広告の多様な力~その可能性を探る」をテーマに、新聞社や広告主企業、広告会社の担当者が反響の大きかった広告事例を紹介。地域密着、販売網など新聞社の総合力を生かし、紙面にとどまらない広告の取り組みについて説明があった。広告主企業、広告会社などから370人が参加した。

 事例報告では、地域に密着、自宅に届いて手元に残すことができるといった新聞の強みを生かした広告が紹介された。

 5月に展開した「食器洗い乾燥機/食洗機普及率ランキング」について、パナソニックのコンシューマーマーケティングジャパン本部コミュニケーション部の和田昌久氏が説明した。全国で調査した食洗機の普及率や地域の特色を基に、都道府県ごとに異なるコピーの広告を掲載。「地域特性に合わせた細やかなプロモーションのために地元に密着した新聞を選んだ」という。

 電通の蔵本憲昭コンテンツ局映像プロデュース部長と同部の藤岡哲氏は、2月に公開された映画「幕が上がる」のプロモーション展開を解説した。出演するアイドルグループのファン以外にも認知を広げるため、SNSでの情報の拡散を狙った。等身大で印刷されたアイドルの姿が、一部の地域のみに宅配されるという希少性によってインターネットなどで大きな話題となった。

 佐賀は昨夏から今春にかけて、地元の伝統工芸・有田焼の製品を異業種と組んで開発・販売する企画「COOL ARITA~未来への挑戦」を展開した。水町研一東京支社営業部次長は、需要が伸び悩む有田焼の活性化を通じて地域を盛り上げることを狙ったと説明。製品やそれを使ったカフェは読者や企業から好評だったとし「域内随一の情報網を活用して、地元の課題解決に貢献できる」と地方紙の強みを訴えた。

 このほか、伊藤忠商事の栗原章・広報部企画・制作室長が企画広告シリーズ「ひとりの商人、無数の使命」について話した。ドイツに本社を置く自動車メーカー・アウディの企画「Audi Showroom Home Delivery」については、広告の企画・制作を手掛ける「GT INC.」の内山光司代表統合クリエーティブディレクターが説明した。

 広告プロモーション部会の佐溝剛至部会長(東京)は、広告委員会の活動、新聞社の広告展開について講演した。紙面だけでなく、販売、事業、デジタルなど多角的な新聞社の機能を生かして読者と広告主をつなごうとする試みが広がっていると述べた。

 講演「広告クリエーティブの未来」では、電通の高崎卓馬CDCエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターが、メディア環境が大きく変化する中での広告の役割と展望について話した。

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