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新聞古紙 高値への対策は 新聞協会が資材管理講座開く

 新聞協会の第46回資材管理講座が11月27日、事務局会議室で開かれ、古紙専門紙を発行する古紙ジャーナル社の本願雅史氏が新聞古紙の市況動向と今後の見通しについて講演した。会員新聞社の資材担当者ら28社39人が聴講した。

 新聞古紙は需給が逼迫(ひっぱく)し値段が高止まりしている。その要因に中国を中心とした海外輸出が考えられてきたものの、この数年古紙の輸出量は減少している。

 本願氏は原因が国内にあると分析する。新聞古紙は関東で多く発生する一方、利用する工場は地方に分散する。供給地と消費地との地理的なずれにより、供給の足りない地域間で調達競争が起きていることや、新聞用紙以外の用途での需要が高まり高値で取引されていることを理由に挙げた。

 消費量よりも回収量の減り方が著しいことなどから、需給の逼迫は続くという。古紙の価格高騰への対応策として、輸入古紙の使用や木材チップへの代替などを挙げた。

 講演を受け、資材専門部会の川戸直志部会長(読売東京・経理局資材部長)は同社の取り組みとして、工場で発生する損紙を製紙会社に固定価格で売却し、新聞用紙に再生する「損紙クローズド・ループ」を紹介した。「新聞用紙の価格安定のために、製紙会社だけでなく、新聞社が対策をとることが重要だ」と各社に呼び掛けた。

 このほか、刷版の最新動向と今後の展望をテーマに、メーカー5社の担当者がそれぞれの取り組みについて説明した。

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