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「就職活動、購読の好機」 博報堂、若者の消費行動で講演 販売流通講座

 新聞協会販売委員会は5月24日、日比谷コンベンションホールで第38回販売流通講座を開き、新聞社の販売担当者ら42社115人が参加した。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダーの原田曜平氏が若年層の消費行動について、モスフードサービスの櫻田厚代表取締役会長兼社長は同社の経営戦略についてそれぞれ講演した。

 若者研究所は消費傾向が分かりづらいとされる若者について、高校生や大学生とともに研究し、企業のプロモーションや商品開発などにも携わっている。原田氏が「さとり世代」と呼ぶ20歳代の若者は、将来への不安感を募らせ安定志向が高まっていると指摘。上の世代と比較して慎ましやかなスモールライフを送っているものの、消費意欲が低いわけではないという。金額ではなく自らのセンス、買い換えよりも買い足しを重視する特有の消費性向があるとした。

 原田氏は新聞に対するイメージを若者に聞いたヒアリングに基づき、施策を提案した。「就職活動のためなら読む」という大学生の意見については、安定志向の大学生にとって、就職活動は切実な課題になっていると解説。新聞購読の絶好の機会であると述べた。「親に勧められたら読む」との声もあり、親と仲が良いという世代特性に着目し、親子で一緒に読ませるキャンペーンが有効ではないかと提言した。

 モスフードサービスの櫻田氏は、地域に根差した経営をしていくため、フランチャイズチェーン形式を取りながら、加盟店同士のつながりを強化する施策を講じていると話した。後継者や独立を目指す従業員に対する育成研修や、少子高齢化の対応策として積極的に高齢者を雇用している店舗も紹介した。

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