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新聞協会地域貢献大賞 福島民報会「ひと声運動」に

配達網生かし高齢者見守る

 新聞協会は10月5日、2016年「日本新聞協会 地域貢献大賞」を福島民報会の「東日本大震災・原発事故復興支援『思いやり ひと声運動』」に授賞すると発表した。独り暮らしの高齢者の安否情報を共有するサービスで、新聞の戸別配達網を地域見守りのライフラインとして機能させていることが高く評価された。「地域貢献特別賞」は、尾張中日会犬山支部「新聞生かし隊」の「新聞を活用した出前授業の実施および出前授業の普及活動」に贈る。このほか地域貢献賞22件を選んだ。

 「思いやり ひと声運動」は福島民報の131販売所で構成する福島民報会が、12年3月に始めた。販売所従業員が配達や集金をする際に、独り暮らしの高齢者や震災の影響で家族と離れて暮らす人たちの様子をうかがい、異変があれば、家族やかかりつけ病院などの緊急連絡先に通報する。県警と連携し、県内で多発する「なりすまし詐欺」への注意も呼び掛けている。地域住民に積極的に声を掛ける活動が奏功し、高齢者が一命を取り留めたり、詐欺被害を未然に防いだりといった成果を上げている。

 「新聞生かし隊」は11年6月から、小学校全学年を対象に出前授業を実施。学習指導要領に対応した新聞活用法を紹介している。他地域への普及を目指し、出前授業に関心を寄せる販売所長らを対象にした講師育成プログラムも設けた。16年度は初めて岐阜県の小学校で授業を実施するなど、活動範囲を広げている。販売所が自ら新聞の活用方法を紹介し、児童が新聞に触れる機会を提供していることが高く評価された。

 地域貢献賞22件は、学童保育施設への図書寄贈、ミニコミ紙発行、マラソン大会や映画祭など地域を活性化させるイベントの開催など。授賞式は11月17日、東京都千代田区のプレスセンターホールで開かれる。

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