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政治参加は身近なことから 新聞大会記念行事 18歳選挙権フォーラム 山形

 山形新聞社は10月12日、新聞大会記念イベント「新聞と18歳選挙権フォーラム」を東北芸術工科大(山形市)で開いた。放送倫理・番組向上機構の浜田純一理事長、タレントの春香クリスティーンさんが登壇し、身近な問題について考え、意見を交わすことが政治参加の第一歩だと語った。高校生、大学生ら約350人が参加した。

 山形の寒河江浩二代表取締役社長は「政治参加や投票の大切さについて考えてもらいたい」とあいさつ。票を投じるための判断には正しい情報が欠かせないと述べ「新聞にはプロの記者が真贋(しんがん)を見極め、適正に価値判断された記事が載っている。有益な情報を蓄えて投票に反映してほしい」と呼び掛けた。

 浜田氏は「選挙権は日々の生活から」と題し基調講演した。「民主主義とは注意を払うこと」と述べた米宗教社会学者ベラーを引用し「身近なことに注意を払い、関心を持つことで世界が広がっていく。選挙権を得ることは、日常の中で自分や社会について考える責任を負うことでもある」と話した。

 また、幅広く情報を集めることが考える力を養うには必要だと指摘。「一覧性のある新聞は、関心がないニュースや自分の意見と異なる主張も自然と目に入る」として、手軽で便利なインターネットとうまく組み合わせて多角的にものを見るよう求めた。

 社会の在り方を考える際のキーワードとして、万人のためになる「公」と人間が不完全であることを認める「寛容」を挙げた。社会が一つにまとまらず、極端な考えや行動が目立つ今の時代に「共に考える姿勢を持った民主主義の担い手になってほしい」と語った。

 後半のトークショーに参加した春香さんは「選挙権を得ることは、自分にとって何が大切かを考える良いきっかけ」と述べた。給付型奨学金の議論など、進路の選択に関わるテーマや身近な問題について「どうあるべきか」を考え、家族や友達と話し合うよう語り掛けた。

 春香さんは国会の傍聴に足しげく通う「政治ウォッチャー」。「政治は暮らしと同じでずっと続く。選挙の時に限らず、見続けてほしい。日々のニュースを追うことも大切だ」と話した。

 このほか高校生、大学生の代表4人が、参院選で候補者の事務所を訪ねた経験や、初めての投票に臨んだ感想などを語った。

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