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FBライブ積極活用 欧米メディアの事情報告 ONA世界大会

 世界最大級のデジタルメディア団体・オンラインニュース協会(ONA)日本支部による世界大会報告が10月13日、ヤフージャパン本社(東京都千代田区)で開かれ、朝日東京の藤谷健コンテンツ戦略ディレクター兼ソーシャルメディアエディターや、読売・システム企画部の沢野未来氏らが登壇した。欧米メディアのSNS活用や倫理基準、読者ニーズの捉え方など最新事例を報告した。

 9月中旬に米デンバーで開かれた世界大会には各国から約2500人のメディア関係者が参加した。フェイスブック(FB)の動画配信機能FBライブが注目を集めた。CNNやワシントン・ポストなど米主要メディアが利用する。読者・視聴者との関係を深めるのに有効だという。

 課題も指摘された。7月に黒人男性が警官に射殺された事件で、男性の交際相手が一部始終を録画しFBライブで配信した。370万回再生され大きな反響を呼んだものの、内容が過激だとしてFBは一時非公開にした。沢野氏は「子供が刺激の強い映像を見てしまう懸念がある。公序良俗に反する映像の扱いやFB側の削除基準が明確になっていない」と指摘した。

 欧米ではソーシャルメディアで取材・報道する際の倫理規範の議論が盛んだという。ONAでも「情報提供者と直接コミュニケーションをとる」「信ぴょう性の確認を徹底する」「情報提供者がリスクを負わないよう注意する」など10項目の基準を定める。

 読者属性や利用動向の分析ツールの紹介もあった。欧米ではチャートビートやパースリーといったアクセス解析ソフトを使う新聞社が増えている。藤谷氏は「新聞社は部数で読者を把握してきた。今後はニーズを分析し、読者と関係を作る必要がある」と述べた。

 ONAは約2500人の記者が加盟している。

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