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スポーツ振興で意気込み  リオ五輪メダリスト語る 記念の集い 東京地区 

 新聞協会が地元の報道各社と共催する新聞週間「記念の集い」が東京、大阪、名古屋、福岡の4地区で開かれた。東京地区では10月21日、東京都千代田区のプレスセンターホールでパネル討議「リオ五輪から東京五輪に向けての展望」を開催。リオデジャネイロ大会のメダリストら6氏が東京大会への意気込みやスポーツ振興について意見を交わした。NHKアナウンサーの刈屋富士雄氏がコーディネーターを務めた。316人が参加した。

  「後輩の力を引き出すことも考えた」という競泳銅メダルの松田丈志氏は、東京大会に向け経験を引き継ぐことが重要だと述べた。レスリングで金メダルを獲得した登坂絵莉氏は大会後「感動や勇気をもらった」と声を掛けられ、他大会との注目度の違いを感じたと語った。

 柔道家で、アテネまで3大会続けて五輪を制した野村忠宏氏は、初めてリポーターとして参加した経験を振り返った。「笑顔で試合を終えられる人は少ない。勝負が決した後のインタビューでは、違う記者に何度も同じことを聞かれる。選手の気持ちを考えるとコメントを取るのが心苦しかった」と葛藤をにじませた。

 東京五輪では野球、ソフトボールが3大会ぶりに復活する。世界野球ソフトボール連盟理事の宇津木妙子氏は「オールジャパンで金メダルを取ることが使命だ」と力を込めた。ただし、実業団をベースにした強化には限界があり、地元自治体の支援が欠かせないと述べた。

 刈屋氏は「欧米では金メダリストに資金が集まり、選手が競技に集中できる環境がある。日本の現状はどうか」と登壇者に尋ねた。野村氏は「お金がなければ強化の取り組みは続かない。資金面で支援を受ければ社会への還元が求められる。東京五輪が、こうしたテーマを考える契機になればいい」と応じた。

 リオパラリンピック自転車競技銀メダリストの藤田征樹氏は、世界のレベルが上がっていると指摘。各国が強化や企業の支援に力を入れたためだという。日本でも企業の関心が高まっているとし「ノウハウが不足している面もあるが、障害がある人の雇用のきっかけになるのはいいことだ」と話した。

 このほか大阪地区では15日、大阪商工会議所国際会議ホールで俳優の辰巳琢郎氏が講演した。468人が参加した。名古屋地区では20日、ウインクあいち大ホールで作家の中村航氏が講演。約250人が聞き入った。九州地区では14日、作家の東山彰良氏が都久志会館ホールで講演し、約450人が参加した。

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